昭和レトロの風景でちょっと立ち寄り、はしご酒
人が集い、賑わう八戸。
売る人の声、忙しく走る姿、荷物を運ぶ人、ゆっくりと買い物する人・・そんな朝市の街八戸。
そして夜はまるで昭和レトロの中に迷い込んだかのような横丁の街八戸。
そう、朝市と宵市、どちらも素敵な八戸。
八戸の繁華街、長横町界隈にはここを起点としながら隣の小路へと抜けていく8つの横丁があります。
地図にするとこんな感じ。
でも横丁ってどこに行ってもはじめて行くにはどこかコワイもの。
のれんをくぐったら、常連さん目がギュッと集まり、瞬間に固まってしまった経験。
価格に対する不安。
たぶん地元のおいしいものが食べられて、地元の方と楽しい話題でお話できちゃったりで、とっても素敵な時間に包まれるのに、と思いつつ、この不安があってなかなか勇気の出ないワタシ。
先日、そんなワタシに助け船。
この横丁を紹介したいと思っているワタシに、な、なんと!
小さな時からこの横丁を遊び場にしてきた地元の方がご一緒してくださることとなり、1軒1時間、1日5軒をハシゴする横丁ツアーができることに。
1時間といってもこの方と行けば、のれんをくぐった瞬間から店主とはフレンドリー。
お友達のお友達ですから、もうこの1時間はたのしい話題で持ちっきり。
さらには、お店の一番人気の食べ物、そしてお店のオススメの2品だけ頼んで、それを参加メンバーでシェアしていただくので、胃袋の負担も少なくてOK。
※店主には申し訳ありませんでした。
そんなとっても素敵な八戸の横丁をこれから数回にわたって順次ご紹介していきます。
まずは、「ハーモニカ横丁」。
まるで映画のセットのような風情。
このレトロな空間は、ホントどこか迷い込んでしまったかのような気持ちさせてくれます。
メインストリートの長横町からは、な、なんと駐車場の中を抜けていく横丁。
歴史も古く、昭和20年代後半にはあったといいます。
もともとは「やきとり横丁」と呼ばれ、昭和45年頃に今の場所に楢舘11番街が出来、そこから正式にはそう呼ばれてきたようですが、映画館の前のパチンコ店やスマートボール店などの娯楽施設に隣接しながら、楽器のハーモニカのリードのように並んだ様子から、お客様からはいつしかハーモニカ横丁と呼ばれていたのだそうです。
岩泉町側からは5段ぐらいの階段があって、下から見上げるその町並み風情は、もう映画のセットそのもの。
この風情は堪りません。
ワタシの行ったネパールのスパイス文化を感じさせる本格的なお店は、30種類以上の中からブレンドされるスパイスの妙味に女性客もたくさん集まるお店でした。
タイのラム酒メコンをいただきながら、スパイスチキンにかぶりつき。
ミティラーアートが飾られた素敵なお店でした。
そしてこの横丁でももう一軒おじゃましました。
こちらはな、なんとカウンターにある5席だけしかないお店。
素敵な店主の立ち位置の正面の席は常連の方同士で争奪戦になっているんだ、とか(笑)
お店が始まる前にお母さんが作っていく八戸の家庭の味が、カウンターの上に大皿で盛られています。
こじんまりとした空間の中で、心も温まる、そんな時間。
しかし、まだまだこの通りはマイスターの案内したいお店があったようなのですが、時間切れ。
また次回、となりました。
とっても素敵な八戸の横丁。
いよいよ8つの横丁をつなぐ協議会も立ち上がり、これからたくさんの方に知っていただけるような活動をはじめるのだとか。
八戸の宝のような素敵な場所。
合間を見ながら、こんな感じでこのブログでもしばらくご案内していきます。
byなおき
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