10月1日 グッドデザイン賞受賞しました♪
メイドインアオモリの技術「ブナコ」。
ブナコは、ぶなの木をまるで経木のように薄くかつらむきにし、
そして均一にテープ状にしたあと、
バームクーヘンのようにクルクルと巻き上げ、
中央から押し込んで筒状に成形する技術で作られたものです。
こうした一つ一つの手しごとが、青森県の森林を満たすブナの利用価値を高め、
従来のロクロ挽きのように木の固まりから削り出し
大量の木材のゴミを出す製法とは異なり、
木材資源を大切に使う、そんなエコロジーな器を生み出します。
そして、このブナの薄板は光りを当てると深く、そして燃えるような赤に輝きます。
この天然の輝き=ブナコレッドをアクセントに取り入れたのが、ブナコランプ。
ブナコはこうして器の世界、そしてインテリアの世界でも、
ブナの持つ風合いと独特の技術が生んだ質感、
天然の恵みである「輝き」を持ち味に可能性を開花させています。
先日久しぶりにブナコ漆器にお伺いしました。
そのときブナコの倉田社長が見せてくれたのがこの「フライングスツール」。
ブナコらしいカーブを持つちっちゃな背もたれが前後の示してくれているようで、とても素敵なアクセントになっていました。
そして、本日。
財団法人日本産業デザイン振興会が、2007年度のグッドデザイン賞受賞結果を発表しました。
グッドデザイン賞は、これまで50年以上にわたって、国内外のさまざまな分野の企業やデザイナーから応募されるデザインを対象に、社会をより豊かにするデザインを顕彰し推奨してきました。
今年度も2,945件の審査対象の中から、総勢71名の審査委員により、厳正な審査を行なってきたようです。
そして、2007年度グッドデザイン賞は1,043件が受賞。
ブナコのフライングスツールも受賞しました。
でも、ブナコの初受賞は昭和41年(1966)までさかのぼります。
さらにその後の、昭和53年(1978)には京都で開かれた第8回世界クラフト会議の併催事業「日本クラフトコンペ・京都」で、直径50センチのブナコ大鉢が最高賞のグランプリに輝きます。
世界のクラフトマンが集まる中で、メイドインアオモリの技術=日本のクラフト「ブナコ」の評価が高まった瞬間だったといいます。
初受賞じゃなくても、青森県の手しごとがこうしてデザインの世界で認められるのは嬉しいこと。
ちょうど先日伺って、写真を撮ったばかりだったのであわててご紹介しました。
倉田社長、おめでとうございます。
これからもますます素敵になっていくLOHASなブナコを応援しますね。
byなおき
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