青森市内で”味噌カレー牛乳”を食べられるお店、
いわゆるアジサポ系のお店は5店。
古川の「味の札幌大西」、
石江の「札幌館」、
新町の「味の札幌分店」、
油川の「蔵」、
筒井の「かわら」です。
これらの店はそれぞれに味の違いはあるものの、
基本的にはスタンダードな味の「大西」「札幌館」「かわら」、
個性的な味の「分店」「蔵」に大別されるように思います。
見た目で分かるところだけでも、
「分店」ではワカメとバターがいなかったり、
「蔵」では白ゴマが初期状態で投入されています。
油川(正確には羽白字沢田796-1)にある「蔵」は、
平成7年に開業した比較的新しいお店。
“味噌カレー牛乳”誕生以降に「味の札幌」に入店した
アジサポ第2世代・高橋さんのお店です。
高橋さんの作る”味噌カレー牛乳”をひとことで言えばマイルド。
ベースとなるスープをとにかくクリアに作るよう心がけており、
その上で加えられる味噌とカレーと牛乳の絶妙なバランスなのか、
その味は間違いなく”味噌カレー牛乳”なのですが、
実にまろやかでマイルドな仕上がりになっています。
まだ”味噌カレー牛乳”を食べたことのない人には特にお薦めです。
また、このお店では店の特徴を出すために、
アジサポ系では必ず見かける「おろしにんにく」に他とは違うこだわりを持っています。
ここでは藤崎町常盤の農家が作ったにんにくを、
乾燥させる前にまとめて仕入れて保存。
青森に住んでいてもなかなか食べることのできない「生にんにくおろし」で提供しています。
こういうちょっとした心づくしは嬉しいものです。
アジサポ系にけっこう共通するのが、
それぞれのお店でオリジナルの辛口ラーメンを考案しているところ。
「蔵」にも蔵ラーメンというものがあります。
野菜の甘みを感じるマイルドなスープに浮かぶ辛味が良いアクセントになっています。
青森に広がる”味噌カレー牛乳”文化。
面白すぎます。
by YOSHIHITO
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。