まるごと青森

奥深い「なんばんみそ」。

奥深い「なんばんみそ」。再び。

グルメ | 2008-01-29 18:21

「なんばんみそ」は最近の記事でも書きました。
なんばんみそとは、
細かく刻んだダイコン、ニンジン、キュウリ、シソの実などを
唐辛子とともに醪(もろみ)に漬け込んで寝かせた”漬け物”のこと。
醪に漬け込んでいるのに”みそ”という名が付いているのは、
昔この地方で醪のことを「ごと味噌」と呼んでいた名残なのだそうです。
(だから平仮名なんですね~。)

奥深い「なんばんみそ」。

南部地方で生まれた私は、
この”なんばんみそ”は当たり前の食べ物だと思っていました。

でも、いろいろ調べてみたら、違ったんですね~。
「南蛮味噌」は、
関東地方では唐辛子入りの味噌調味料のことを指し、
仙台あたりでは唐辛子を味噌漬けにした料理のことをさしているのだとか。
この「なんばんみそ」は、
なんと、五戸地方だけのものだったんです。

そうと分かれば、極めぬワケにはいきません!(笑)。

五戸町でなんばんみそを作っているのは、
私が知る限りではコムラ、キクチ、ムラヤの3社(店)7種類です。

■定番ともなっているのは「コムラのなんばんみそ」。

奥深い「なんばんみそ」。

なんばんみそ史上初となる通年生産を実現したこのなんばんみそは、ビギナーからヘビーユーザーまでカバーするまろやかな辛味。よく効いたシソの実の香りが食欲をかき立てます。

■コアユーザーにたまらないのは「キクチのなんばんみそ」。

奥深い「なんばんみそ」。

醪の風味が強く、濃厚な辛みが後を引くこのなんばんみそは、それだけにクセも強いのですが、なんばんみそマニアになればなるほど、この刺激がたまらなくなります。

■フレッシュなおいしさなら「むらやのなんばんみそ」。

奥深い「なんばんみそ」。

昔ながらの季節生産を貫いているこのなんばんみそは、どちらかといえばサラリとした食感で、フレッシュな辛みが持ち味。大きめに刻まれた野菜の食感もかなりGOODです。

全ての「なんばんみそ」を手に入れたらどうしてもやりたくなったのがコチラ。
名付けて「なんばんみそ5色重」。

奥深い「なんばんみそ」。

さらに、「なんばんみそ6色丼」です(笑)。

奥深い「なんばんみそ」。

知れば知るほどおいしい五戸の「なんばんみそ」。
さらなる探求を進めるため、
「なんばんみそ研究所」始めます!(笑)
by義人

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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