まるごと青森

まるごと青森チック(?)なローカル線 「弘南鉄道弘南線」

まるごと青森チック(?)なローカル線 「弘南鉄道弘南線」

体験 | 2008-02-05 19:53

津軽平野を走る弘南鉄道。
弘前と大鰐を結ぶ「大鰐線」は以前ご紹介しました。
今回は弘前と黒石間16.8㎞を結ぶ弘南線のご紹介です。

まるごと青森チック(?)なローカル線 「弘南鉄道弘南線」

弘南鉄道が開業したのは1927(昭和2)年のこと。
もともとは弘前から津軽尾上駅の11.1㎞を結ぶ路線として誕生しました。
地域の産業、教育、文化の発展に大きく貢献したこの路線は、
終戦後1948(昭和23)年、県内初の”電車”が走った路線でもあるのですよ。
それから2年後の1950(昭和25)年、
黒石駅までの5.7㎞を延長し現在の営業キロ数になりました。

以来弘南鉄道弘南線は、
弘前市と黒石市を両端にもつ地域の大動脈として、
住民の必要欠くべからざる”足”となっています。

まるごと青森チック(?)なローカル線 「弘南鉄道弘南線」

1月のある日、訳あって弘南鉄道弘南線を辿る旅へ。
車で移動していたときには気づきませんでしたが、
地図を見ながらよくよく辿ってみると、
この沿線には「まるごと青森」的(!)なものがたくさんあったんですね~。

始発駅は弘前駅。駅舎は2004年に新しくなりましたが、弘南鉄道の改札業務は昔のままです。出発時刻が近づくと改札鋏をもった駅員が現れ、懐かしいカチンカチンという音で切符をパンチしてくれました。

まるごと青森チック(?)なローカル線 「弘南鉄道弘南線」

貨物の取扱量が多く”弘南鉄道の上海”(!)とまで呼ばれていた「弘前東高前」駅。裏看板メニュー「山海巻き」で知られる「えび新寿し」の最寄り駅です。

弘南駅鉄道の中で最も古い駅舎が残る「新里駅」。この駅の周辺に広がるビニルハウス群は、おいしい津軽冬野菜「冬陽しゅんぎく」でお馴染みの小堀農園さんでした。

民家風の「館田駅」。ここから徒歩数分のジョイ・ワールド・パシフィックは、あの夢のマシーン「カロリーアンサー」を開発した企業です。

開業当時の始発駅津軽尾上駅。この駅の西側には津軽の名社「猿賀神社」や国指定の名勝「盛美園」があって、東側には、百年も続く老舗食堂「大十食堂」がありました。

つゆ焼きそばで有名な「食堂妙光」は堰の上にひっそりとたたずむ「境松駅」の近く。
化学調味料を一切使用しないという「すごう食堂」は、終着駅(始発駅)となる黒石駅の真ん前にあります。

ダイヤが30分~1時間に一本という弘南線は、
急ぐ用事のときには向いていないかもしれませんが、
目的を楽しんだり、目的を探しながら出かけるときには、
むしろちょうど良い電車なのではないかと思いました。
今度こそじっくりと(笑)。
by 義人

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館#サウナ自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然#八甲田山グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀八戸市食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣り#太陽光発電ヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳#夏休み鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜#風車りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食#焼きそばねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能アウトドアツーリズム果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンまち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県

月別記事一覧

月別一覧ページへ