五所川原立佞武多のあの「あべちゃん」のお店
店主 安部督子さんは五所川原市でも有名な方。
彼女は「赤鬼背負うお祭り女」と呼ばれたりしています。
↑お店に張られていた郷土の新聞「東奥日報」の切り抜き。大切にスクラップしていました。
五所川原ねぷた囃子保存会の会長も務める彼女は無類の祭り好き。
毎年夏の立佞武多の時には、鉦を手に、特製の赤鬼のねぷたを背負って祭りを盛り上げている彼女を見つけることができます。
ワタシも何度か見かけたことがありましたが、大きな張り子の赤鬼を背負ってお囃子をしている姿にはおおっ!と圧倒されていました。
聞けば祭りには欠かせない方なんですよ、というお話。
そのあべちゃんのお店がこちらです。
初めてあべちゃんとお話をさせていただきましたが、とってもエネルギッシュな方。
今すぐにでも祭りに参加できる、そんな衣装がお店での格好なのだそうです。
赤鬼を背負って全国に行ってねぷた囃子を演奏してきましたが、そのエピソードもまた楽しくてついつい長居をしてしまいました。
この日もカウンターにはたくさんのお料理が並んでいました。
お昼も営業していて、チャーハンや中華そば、おにぎりなんかもいただけます。
特筆なのは、保存会の会長のところには会のメンバーがちょくちょく顔を出しているようで、祭り好きが集まるコチラですから、事前に連絡があればねぷたのお囃子を聞くこともできるのだそうです。
そして上を見ると、天井に虫送りのあの虫がいます。
そうなんです。
あべちゃんは以前このブログでご紹介した「たくみ工房」の田澤さんの娘さん。
田澤さんの虫をこうして飾っているのもコチラならではです。
照明がピッタリ決まっている絶好のカメラ被写体。
田澤さんの作品は、円熟するにしたがい歯一つとっても角がとれて丸みを帯びてきているんだそうですが、コチラに飾られているのは若い頃の作品なんだそうです。
なので尖っているからなのか、勇ましさがビシビシと伝わってきます。
このブログの新年最初の写真に使わせていただいたコチラの虫カシラ、とっても素敵でした。
祭り期間中でも祭りが終わった時間から、店を開けるんだそうですよ。
byなおき
<データ>
食事処 あべちゃん
営業 11:30~1400、16:00~26:00(通常)
17:00~23:00(祝日)
定休 日曜日
住所 五所川原市新町19
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