春になりました。弘前からさくらのお話です。
3月のバタバタと4月のソワソワ。
別れと出会い。
ちょうど今は新旧が入り交じる節目の時期。
これから日に日に青森も暖かさが増していき、ピカピカの一年生はそろそろ入学式です。
今日のような陽気は、そろそろ近づいてくる「さくらの季節」に思いをはせる、そんな気にさせてくれます。
昨年は桃鉄のさくまさんがさくらの弘前の取材に来てくださったので、ワタシも同行しながらおもいっきり昼のさくらと満天の夜ざくらを堪能できました。
今年はどんなさくらに出会えるんでしょうか。
カメラは欠かさずに持ち歩かないと。
さくらを想いつつあれこれと写真を探していたら・・、ありました。コレ。
「さくらスイーツ」
弘前のさくらの頃、弘前スイーツの素敵なお店の中にはこのさくらの時期ならではのスイーツを出しているところがあります。
せんべいと焼き菓子のしかないせんべいの
「さくらSENBEI」
しかないせんべいは、新寺町界隈にある大正十五年創業のせんべい店。
こちらのさくらスイーツは、小さくて可憐なさくらのつぼみを白く薄く焼き上げたせんべいに乗せた、何とも初春のさわかやさを持ったお菓子です。
コチラしかないせんべいは「さくらSENBEI」のみならず、りんごのお菓子でもよく知られているところです。
もちろん老舗ですから、店主は三代目。
弘前に生まれ、弘前のお菓子を作るこの三代目がこだわったのは「りんご」でした。
三代目が作り上げたのは、りんごせんべい。
このりんごせんべい「こあき」はせんべいの持つあのパリッとした食感を保ちながら、りんごの香り・風味を感じてもらえるように、りんごを1ミリよりも薄く輪切りにします。
ですがりんごは農産物。生きたものです。
一つ一つが全て形大きさが違っています。
だからこそその作業は全て手作業。
生地にもりんごを入れるこだわりようです。
三代目が考案したこの「こあき」。
りんごの街弘前を訪れた方々に何度となく買っていただきました。
しかし、こあきが使うりんごの輪切りは芯が小さいりんごの上下部分のみ。
そのこあきに使えない中心部分をもったいないと思いつつも使えないでいた三代目。
弘前にこだわり、弘前のりんごの菓子を作りたい、と試行錯誤し、サイコロ切りにして、シャリシャリ感を残しながら煮詰めたりんごをせんべい生地を半生に焼いた皮で包んだ「らぷる」を生み出します。
その一口大の大きさと夏は冷やして食べるという食べ方の楽しさもあって、しかないせんべいの一番人気になっています。
弘前の農家の方々がたくさん作っているりんご。
弘前らしいせんべい店のスイーツ。
こんな素敵なお店のさくらスイーツも楽しみながら、もちろんさくらも愛でながら。
弘前のさくらが待ち遠しいです。
※弘前のさくらを盛り上げる観光コンベンション協会が素敵なブログを開設
しています。弘前のディープな情報が満載ですよ。
byなおき
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。