「食在広州」~中国において高い評価を受け続ける広東料理。その中心地として、広州は食の街としての地位を確たるものとしている。街に「食」があるとはいったいどういうことか?その意味を自らの舌で確かめたいと願う人は多いことだろう。むろん、私もその一人である…
というわけで(^^ゞ
今回は青森市橋本にある「中国料理 広州」の担々麺を紹介します。
私がこの担々麺に出会ったのは6年ほど前でしょうか。それまで「担々麺て、ラー油が浮いてるみそラーメン?」くらいの認識しか持たなかった私(ひどい認識ですね…)は、この担々麺に出会ってその不明を深く恥じ入ることとなりました。
運ばれてきた瞬間から漂う豊かな香り。ほのかな酸味とたっぷり胡麻の利いた深コクのスープ。そのスープを存分に絡め、口に福音を運ぶ細い麺。シャキシャキの感触でアクセントを与えるもやし。噛むことでうま味を深める挽肉…「ああ、この器にはハーモニーがあるのだ」などと、よく分からない文学(?)すら浮かぶ始末。
(※写真は辛口大盛)
汗をかきつつ箸を動かし続けるとあっという間に麺はなくなり、名残惜しい気分でさらにスープを掬います。するとそれまで気づかなかった「ぱりっ」という食感が…ザーサイです。今まで隠れていたとはシャイなやつ…これがまた楽しい食感で、箸をレンゲに持ち替えて今度はスープを掬い続ける羽目になります。誰か彼を止めてくれ!
まあ、文中に若干の誇張がないとは言いませんが、それくらい、この担々麺との出会いは幸せなものでした。それ以来、大して見向きもしなかった担々麺を、あちこちで注文するようになるくらいに。
今でも自分の中の「担々麺」の基準はこの店のこの味にある、と断言できる、オススメ青森ランチの一品です。ちなみに、辛さは5段階から選べますので、お好みの辛さでいただくことができます。
それから言うまでもないことですが、広州さんには担々麺以外にもさまざまな中国料理が揃っていますので、どうぞ担々麺以外のものもお試しください。そういえば、マンゴープリンも美味かった…ああ、また行きたい。
by くどぱん!
■中国料理広州橋本店 青森市橋本3丁目2-4
TEL.017-773-5553
昼の部 11:00~15:00
夜の部 17:00~21:20(日・祝日 21:00ラストオーダー)
定休日 月曜日(月曜祝日の場合翌火曜日)
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。