今の季節、
青森県内を車で走っていると目にするのは、
水が張られた真っ青な田んぼで、
忙しそうに、しかしどこか誇らしげに、
そして賑やかに働く”田植え人”たちの姿です。
風がほとんどない晴天に恵まれた先週末、
津軽と南部方面に車で出かけたところ、
田んぼという田んぼで田植えが行われていました。
田植えといえば、
今や機械でするのが当たり前ですよね。
しかも、乗用式の田植機が主流です。
私が幼い頃は、
歩行式の田植機にスゴさを感じていたのに・・・(笑)。
今、田植えをしている人は”オペレーター”と呼ばれる操縦者です。
田植えは大仕事。
それは昔と変わりありませんが、
田植えで一番苦労している人は、
田植え機に乗って田植えをしている人より、
たくさんの苗をそこまで運ぶ人、
そして、
田植機がうまく植えられなかったところに手植えをする人たちなのではないでしょうか。
さて、
青森米の代表といえば「つがるロマン」を思い浮かべますよね。
でも、今回写真を撮らせていただいた皆さんは全て、
「まっしぐら」を植えていました。
「まっしぐら」とは青森県(農林総合研究センター)が育成した品種。
「あきたこまち」や「コシヒカリ」の流れを継いでいます。
お米のソムリエとして有名な「スズノブ」の西島さんは、
「コシ系の粘りを持っている実力のある米。」と評価したうえで、
「炊き込みご飯や酢飯としては粘りが強すぎるけれど、保温しても劣化しにくいので、お弁当やおにぎりに向いている。」とおっしゃっていました。
知っていますか?
耐冷性に優れ、病気にも強いので、
ヤマセの影響がある地域で作付けが急増し、
その面積は、ダントツだった「つがるロマン」に迫る勢いなんですよ。
「まっしぐら」のおいしさが気になるところですが、
その話は新米が出回る実りの秋にいずれまた・・・(笑)。
強引(!)に小昼(こびる)までご馳走してくれた、おじさん、おばさん。
どうもありがとうございました!
by 義人
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