横浜町の菜の花、終わっても次はコレ!
今年は弘前のさくらが例年にない勢いで咲いたり、果樹の花も早咲き、と春の初めからの陽気が長く続き、横浜町の菜の花も5月10日過ぎには満開を迎えるほど。
その勢いにワタシはついて行けず、今年の菜の花の写真撮影は断念。
(↑ 写真 去年の菜の花フェスティバルの写真です。)
でも実はワタシ、横浜町の菜の花を違う意味で満喫していました。
それが・・、
「菜の花 生はちみつ」
横浜町の澤谷養蜂園が横浜町の菜の花の蜜を集め、生を瓶詰めしたものです。
(↑ 写真 昨年のものの写真です。今年からの瓶は形も色も違う予定です。)
はちみつは、人類最古の甘味料と言われ、日本の養蜂は7世紀に朝鮮から伝えられた
たようです。現在の洋式の養蜂は明治になってから。
成分の約80%が糖類ですが、その7割以上を果糖とブドウ糖が占めています。
この二つの糖の多くは花の蜜の中にあるショ糖がミツバチの口から分泌される酵素により転化されたもの。他にもいろいろな種類の糖が含まれています。
はちみつはこの果糖とブドウ糖の組成が蜜を取る花の種類によって違っていて、
レンゲ・トチノキは、果糖/ブドウ糖(ブドウ糖分の果糖・1を超えると果糖が多く、1より小さいとブドウ糖が多い)が1~1.2。
アカシアやりんごはもっと多く1.4~1.6。
逆にこの菜の花は0.7~0.9。
そう、ブドウ糖の多いのがこの菜の花のはちみつの特徴なんです。
またブドウ糖が多いと結晶しやすいのも特徴で、菜の花蜜は取り出して数日もすると白く結晶していくのだそうです。
生はちみつですから、もちろん火入れがされていません。
生はちみつは常温だと酵素が働き、泡立ちながら発酵していくので、そうならないよう要冷蔵です。
この「生はちみつ」、今はワタシのマイブーム。
週末、トーストを焼き、その上に白く結晶した生はちみつをバタベラですくい、トーストに広げるように塗り、まんべんなく伸ばしたところで、さらにその上にバターを。
トーストの上で生はちみつが静かに溶け出し、生ならではのはちみつ独特の濃厚な香りと風味が広がったところに、最後に投入したバターがこの風味をさらに引き立てていきます。
大切に食べていた冷蔵庫の瓶がそろそろなくなり、今年の菜の花で獲れた生はちみつはいつでるかな、と伺ったら6月10日頃ぐらいから、との事。
今年は残念ながら、蜂が蜜を取るのに活発に活動する時期に気温が下がり、蜜が集まらなかったことと、以前に比べ菜の花の作付け面積が少ないことからお出しできる量が少ないのだそうで、それでもこの生はちみつを待っている人に行き渡るように精一杯頑張りたい、というお話。
大切にいただきます。
かつては日本一と呼ばれた横浜町の「菜の花」。
それでも100haを超える広大な畑に広がるすばらしい光景です。
その可憐な黄色い花の恵みに感謝しながら、あの絶品トーストを。
byなおき
<データ>
「菜の花 生はちみつ」(澤谷養蜂園)
120g入り 700円
180g入り 980円
販売先:道の駅よこはま「菜の花プラザ」
アスパム 地場セレクト
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