いよいよ7月です。
花が終わり、
緑一色になっていたりんごの木々にも、
わずかに色づいた可愛らしい果実が目立つようになりました。
県内のりんご園では、
摘果(てきか=実すぐり)作業が終盤を迎えています。
りんごは、ひとつの株に5つくらいの花を咲かせますが、
これが全部りんごの実になると、
小さなりんごにしかならず、
また木の栄養が足りなくなって来年の花ができにくくなります。
そこで、4株に1つ(つまり4株×5個=20個に1つ)の実になるよう、
実が小さいうちに摘み取ってしまうのです。
こうすることで、大きくて味のよいりんごとなり、
来年もまたたくさんの花を咲かせてくれます。
私も先週末、
YOSHIHITOさんにも好評なおいしい(!)りんごづくりのため、
摘果の仕上げに行ってきました。
そのとき、摘果をしながら思い出したものがあります。
なんと、2年間、その存在すら忘れていました(笑)。
それがこちら。
実すぐりしたりんごの果実でつくった果実酒です。
一年目の今頃、摘み取った果実を利用できないものかと悩んだ末、
果実酒セットを買い求め、
小さな瓶で2つほど”実すぐりりんご”の果実酒を仕込んでいたのです。
2年ものとなったこの果実酒を飲んでみると・・・、
梅酒のようなまろやかさや深みはありませんでしたが、
心配した未熟りんご独特の渋みもなく、
甘みが少ないヘルシーな果実酒に仕上がっていました。
(ちょっとひいき目に書いてますよ。笑)
そういえば、りんごのポリフェノールは、
成熟した果実より未熟な果実に多いと聞いたことがあります。
私が持っている果実酒の指南書によれば、
梅酒を毎年仕込んでいる人には他の果実を使って作ることは簡単で、
一度も仕込んだことがない人は、まず梅酒から始めるのが基本なのだそう。
もっとおいしいりんご酒がつくれるよう、
まずは基本の梅酒づくりから始めなくては!
もちろん地元の「豊後梅」で。
by義人
【訂正】
私のりんごづくりは、実は、今年で3年目ではなく、4年目であることがわかりました。
ですので、このりんご酒は、2年ものではなく3年ものです。
あと1年待って区切りの良い3年ものにしようと思っていましたが、次に区切りがよい5年ものにするためには、2年も待たなければならなくなりました(笑)。飲んでしまいそうです(笑)。
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