地サイダーを片手にカイグイして、思うこと。
暑い日だったんです。
実は先日の鮫にあるビストロルカンでランチした後、エアコンが効かない車の中で、暑い、暑い、フーフーと言っていたら、白銀あたりで無性にジガジガする飲み物が欲しくなり、製造している八戸製氷冷蔵さんにピットイン。
「すみません、三島サイダーとバナナサイダーを一本ずつください♪」
とお願いするものの、
「ごめんなさい、コチラでは箱売りだけなんですよ~。」
「一本買いだったら、近くの「スーパーみなとや」さんにありますよ♪」
「あ、そうですか。」
・・・・と、ここではゲットできず、でもジガジガ欲求は収まることなく、スーパーはどこかな、とようやく探し当て、こんな写真。
やっぱり夏は地元の水を詰め込んだ地サイダー!「三島サイダー」!
名水と言われる三島の水に強めの炭酸。スッキリ仕上げた三島シトロン。
そしてあこがれのバナナを香り付けにしたほんのりやさしい甘さのバナナサイダー。
そして、実はスーパーを探しながら、
おおっ! そうか、そういえばここは白銀!キラリ
・・・と思わず熱々をゲット。
コレ↓
沖野商店の煮卵30円。
醤油味の煮卵を頬張りながら、地サイダーで流し込む。
夏はやっぱり暑い方がいいな、なんて思ったり。
青森県の地サイダーと出会ったのは、もちろん小さな頃ですが、どうやらまだまだあちこちに地元のサイダーが作られているぞ、と本格的に調べ始めたきっかけがこの三島サイダーと弘前の朝日サイダーの存在でした。
2003年の5月頃からいったい青森県にはどれぐらいサイダー製造工場があるんだろうと、当時、電話帳を全部広げ、ありそうなところに片っ端から電話して。
そしてひろぽんにも手伝ってもらいながら各サイダー製造工場にお邪魔しては、お話を伺いつつ、サイダーを購入し、それを並べてみたり・・。
お話を伺うと、スーパーコンビニなどの立地による影響、ペットボトルの普及による影響、そして三ツ矢サイダーなどの中古瓶がなくなってきたことによる影響などいくつもの厳しい状況の中、それでもサイダーを欲しがってくれる方々のために細々と続けてきている状況でした。
今ある瓶がなくなったらもう作れないな、なんていう話を伺うと、地サイダー一本一本がなんかとてもいとおしく思われたり。
その後、斜陽館を訪れる学生のおみやげとなっていた金木のキングサイダーがなくなり、伝説の炭酸飲料ジャスパーを作っていた青森の永沢食品も製造をやめる、といった状況が現実になる中、次第に地元の水で地元の人がボトリングするこの地サイダーが全国的ににわかに注目され、青森市でもアスパム地場セレクトに常時数ラベル置かれるようになってきて、何かとてもうれしく思っていました。
三島サイダーはワタシが気がついたときからここスーパーみなとやさんに並んでいて、ホント地元の方々の中に溶け込んでいる清涼飲料水。
八戸にお越しの際は、グビっと一本どうぞ♪
煮卵付きもいいですよ(笑)
byなおき
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