まるごと青森

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館7

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館

イベント・まつり | 2008-08-11 22:07

夏休みも後半戦に入ろうとしていますが、こちら青森でも、
爽やかで夏らしい天気が続いています。
夏、涼めるスポットとしておススメなのが、美術館。
ということで、青森県立美術館へお出かけ!

まずは、一番人気の奈良美智さんのあおもり犬。
7月19日から開通したあおもり犬へ通じる外部階段は、
7番エントランス近くにあり建物同様、青木淳さん設計。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館

そして、こちらは無料ゾーンなんです。
この日も、大きなあおもり犬と思い思いに触れ合う子供たちが
入れかわり立ちかわり・・・。
エサやりプロジェクトで設置されたお鍋の鉢に植えられた
カラフルなお花を見たり、犬を見上げたり、背中を触ったり、
記念撮影したり・・・。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館1

今まで地下2階のトレンチでひとりぼっちで淋しかった
大きな子犬「あおもり犬」のところにも、
お友達がやってくるようになり、無表情なはずなのに
不思議と喜んでいるように見えてしまいます。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館2

奈良美智さんも、あおもり犬を間近で観たり、触ったり、
写真を撮ったりしている様子を見て、ようやくこの作品が
完成したのかな、といっていたそうですよ。
これで、美術館の奈良美智さんのコミッションワーク
八角堂とあおもり犬の2作品が無料で鑑賞できるようになり、
アートがより身近なものに感じられるようになりましたね。
奈良さんの展示室も展示替えされてましたよ♪

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館3

そして、めでたく昨日、入場者一万人を達成した
大ナポレオン展」も観てきました。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館4

企画展の入口には凱旋門が!!

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館5

時間によって日中、夕刻、夜バージョンと変わるんだそうです。

ナポレオンというと、軍事的、政治的業績で有名ですが、
実は、19世紀初頭フランスの芸術・文化・教育の振興においても
大きな役割を果たしていたんです。
エジプト遠征の際には、徹底した学術調査を行ったというナポレオン。
現在のエジプト学の基礎を築き、また、ヨーロッパ各地の遠征により
運び込まれた美術品を収めたルーヴル宮殿を美術館として整備し、
各地方にも美術館を設置。
ルーヴル美術館が、ナポレオン美術館と呼ばれているのも納得ですね。

女性客の大半は、ジュエリーのコーナーでうっとり。
ティアラなどの宝飾も展示されていて、
そのティアラも部分的に外してブローチにできるようになっています。
折りたたみ式のベット、大きさが調節できるセンターピースなど、
当時、既に、実用的に色々工夫が施されていたということに感動。

また、ビーバーの皮で作られたナポレオンの帽子は、
当時166個作られたそうで、そのうちの1つが展示されていました。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館6

展示室内は撮影を禁じられていますが、今回は許可を得て撮影しております。

ナポレオンは、イメージにぴったり合った肖像画や戴冠式の絵などは、
何枚も同じものを描かせていたそうです。
国民に選ばれた最初の皇帝ということで、
肖像画は、政治的ポスターのような役割をしていたんだそうですよ。
全部、見目麗しく描かれたり、彫られたりしているナポレオン。
作品によってそれぞれ顔立ちが違うのに、ナポレオンということが
伝わるのが不思議。
そして、ナポレオンと言えば、イタリア遠征の際の白馬に乗った姿を
思い浮かべてしまいますが、そんな私にドンピシャな作品、
『サン=ベルナール峠を越えるボナパルト』も。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館7

実際は、悪路に強いラバだったという逸話が残されている
超有名な作品ですよね。
イメージを大事にしていたんですね~。

最後の展示室では、「甦る皇帝ナポレオン」という作品が。
こちらは、1840年、オラース・ヴェルネによって描かれた油彩。
頭には勝利の象徴する月桂樹の冠、
手には平和の象徴であるオリーブの枝というポーズで、
絵から出てきそうな迫力のこの絵は、遺族の意向で描かれたもの。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館8

通常は、何枚もナポレオン自身が描かせた作品である中、
この作品は、一品物で今回の企画展が初お披露目とのことですから、
要チェックです。

この最後の展示室にはデスマスクも展示されていて、
触れる作品としてレプリカもありました。

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館9

その他、遺品や愛用の品々、自筆原稿、書籍など100点を越える展示品で
波乱に富んだ英雄の生涯を知ることができる大ナポレオン展。
まだ、ご覧になっていない方は、涼しくて快適、豊かな気持ちにさせてくれる
美術館へGO!

観光ルートバスも運行中です!!

あおもり犬、ナポレオンと一緒に涼める青森県立美術館10

by Kuu

青森県立美術館
青森市安田字近野185
Tel 017-783-3000
Fax 017-783-5244
◆大ナポレオン展 -文化の光彩と精神の遺産-
7月30日(水)-9月7日(日)
9:00–18:00(入館は17:30まで)
※期間中の休館日:なし

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

青森の観光・物産・食・特選素材など「まるごと青森」をご紹介するブログ(blog)です。
青森県で暮らす私たちだからこそ知っている情報を県内外の皆様に知っていただく記事をお届けします。

タグ別記事一覧

ヒバ津軽八甲田尻屋埼灯台館花岸壁朝市ポップアナログレコード#手帳鉄道青森岩木山尻屋埼宵宮横丁露天風呂青森県、色彩#桜りんご三内丸山遺跡白神山地毛豆寒立馬美術館最強毛豆決定戦妖怪#食ねぶた・ねぷた奥入瀬渓流絶景太宰治灯台青森土産きのこ鮟鱇JOMONトーク伝統芸能果物山菜・きのこウニ温泉ジオパーク津軽土産アニメあんこう万年筆えんぶりカフェ・レストラン米・パン・穀物津軽海峡自転車ガイドパッケージ買いクラフト風間浦鮟鱇ステンドグラス建物お酒寿司白神山地周辺津軽弁金魚イベントハンドメイド#郷土料理#青森グルメラーメン野菜居酒屋・バーカレー缶バッジおにぎり海藻唐揚げ#お家ごはん中華料理スイーツ魚介種差海岸まつりカンバッジうにぎりわかめ和栗インバウンド#料理エビチャーハンまち歩き肉・卵十和田湖アクティビティおみやげ岩のりe-sportsスタンプお家でシリーズBUNACO白神山地体験レポート伝統工芸田んぼアートマグロお土産津軽弁缶バッジ寒海苔お盆スーパー植物#だし青森県郷土料理三味線ご当地蔦沼寺山修司カフェ迎え火・送り火ハンコ担々麺#アートアウトドアツアー歴史・文化紅葉新緑八戸ブックセンターコーヒー嶽きみコケシ辛い#青森県立美術館自然アートランチライトアップイルカプリン熱帯魚クリスマス種差#自然グルメ弘前公園陸奥湾おやき焼き鳥グランピング#エビの釣り堀食堂ブナコ弘前城フェリー三社大祭日記雪見温泉月見#釣り

まるごと青森Facebookページ始めました。
登録がある方はもちろん、ない方も登録して下記ページで「いいね」のクリックして、まるごと青森ブログともどもご愛顧をよろしくお願いいたします。
まるごと青森FBページ

月別記事一覧

月別一覧ページへ