青森県の西海岸は夕陽が美しいことで知られています。
そこへ世界遺産白神山地の伏流水が流れ込むため、
西海岸は新鮮な魚貝類の宝庫となっています。
そして夏に旬を迎えているのが「さざえ」。
ということで、先日、深浦町の「広〆」に出かけてきました。
ここのお店は地産地消をモットーに、
新鮮な魚貝類を深浦漁協から仕入れてお料理を出しています。
とれたて作りたてをモットーにしているため、
お客様が来てから調理してくれます。
「さざえちらし」を注文し、窓から五能線を眺めながら、
待っているとさざえの丼が登場!!
おお~、さざえがビッシリ~と感動していると、
「あと定食持ってきます」という言葉を残して厨房へ戻る女将さん。
「!?」と思っていると、なんと「さざえちらし」には、
柳ガレイの唐揚げ、つるつるワカメ、味噌汁などが付いていたのです。
日によって、付け合わせは違うそうですが、
付け合わせとは思えないビックな柳ガレイ。
丼なしでも、「柳ガレイの唐揚げ定食」と言われても、
アリって感じのボリュームで、お値段1,600円!!
さて、本題のサザエにお話しを戻しますと、
注文があってから、裁いてくれる深浦の磯の活さざえは、
強烈な歯応え!!
ゴリッゴリッと顎を使って噛むと、口の中に磯の香りが
ふわ~っと広がります。
しかも、大きいさざえ約4つ分と太っ腹です。
いくら丼定食(1,600円)にだって、さざえが付いてきます!!
定食をいただき満腹状態なお腹に、別腹でお刺身も!!
特に近海のまぐろは、その名のとおりトロっとしていて、
お口でとろけちゃいます。
女将さん曰く、「近海のまぐろは、日本で二番目に美味しいって言われているんですよ」とのこと。
二番目というのは、大間のマグロの次ってことなんですけど、
本当に納得の旨さと口どけ。
お昼過ぎにお邪魔したのですが、
カウンターでは、刺身を肴にビールを楽しむ常連さんが。
声をかけてみると、「昼間っから飲めて良い店だよ。
月に1回は昼からこうして飲んでいる」ということでした。
日本海の恵みを肴に、昼からお酒というのもお洒落な過ごし方だな~
とうっとりしながら、店を後にしたのでした。
残りわずかな夏を西海岸の海の幸で堪能してみてはいかがですか。
by Kuu
《広〆》
深浦町大字深浦字岡崎146-2
tel 0173-74-2255
11:00~21:00 無休
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