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「秘湯」ではなく「湯治の宿」です ~古遠部温泉

「秘湯」ではなく「湯治の宿」です ~古遠部温泉

温泉・宿泊 | 2008-10-10 17:57

青森県はうっかり銭湯に行くと実はそれは温泉であるのが普通という、とても温泉が身近な土地柄ですが、そういった日常の温泉のほか、冬は湯治場で夏の疲れを癒すということもよく行われていたものです。

今回訪れた古遠部温泉は、そんな湯治の宿の一つで、元の碇ヶ関村(現平川市)の森の中に佇む一軒宿です。
入口には”療養の古遠部温泉”という看板が掲げられており、なんだか効きそう!

「秘湯」ではなく「湯治の宿」です ~古遠部温泉

たった260円の入浴料を払って浴室へ。
一歩入って驚いたのがそのお湯の量。床一面を数センチのお湯の層が覆っています。
「どどどどどーー」とお湯が湯船に入るそばから、「ざざざざざーー」とあふれ出しています。

「秘湯」ではなく「湯治の宿」です ~古遠部温泉1

ここの温泉はなんと毎分500リットルの湧出量を持ち、湯船を出て床に寝そべってくつろぐ入浴(?)の仕方も普通に見られる光景なのだとか。
いやいや見事な掛け流し……って言うより「溢れっぱなし」ですよこれは。なんという贅沢。

お湯は結構熱めと聞いていましたが、実際浸かってみると、あふれるお湯と一緒に体の疲れも流れ出ていくような、ちょうどいい湯加減です。
お湯を口に含むと結構な金属臭。成分が濃いんでしょうか。
それにしても、極楽、極楽(´。`)

ご主人曰く、「温泉は病気に効く、と大声で言えるものじゃない。でも実際、病院で治らない病気が治る人もいる。温泉が人の治癒力を高めるのは確かだが、加えて自然の中を散策したり、リラックスして過ごしたりする相乗効果なんだと思うよ」

うーん、確かに日帰りでもリラックスは十分できます!いいお湯でした。
あがってからも体の芯までポカポカです。

古遠部温泉はずっと湯治だけでやってきたそうですが、昔ながらの湯治で長逗留する人はだいぶ減ってしまったそうで、今は料理を提供する通常の宿泊もやっています。

「秘湯」ではなく「湯治の宿」です ~古遠部温泉2

最後に、「これは秘湯ですね」と言ったら「湯治の宿ですよ」と、やんわり訂正した主人の言葉に、この温泉宿の全てが込められているように感じました。

じっくり滞在する湯治の習慣が薄れ、訪れる人の目的が変わって短期滞在や日帰りが増えても、この宿が昔と変わらず提供しているのは、いいお湯やくつろげる建物、周囲の自然をひっくるめた”癒し”なんだと…

なんだかいい言葉を聞いて「今度はもっとゆっくり来たいな」と思った反面、自分の言葉のうかつさをちょっぴり反省して、温泉を後にしたのでした。

by くどぱん!

○古遠部温泉
 平川市碇ヶ関西碇ヶ関山1-467
 TEL.0172-46-2533
 日帰り入浴:9:00~20:00 260円
 (国道7号線を碇ヶ関御関所のところで国道282号線に入り、
  約3.5km進んだところを左折して1kmほどのところです)

タグ: 津軽平川市

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