マイ箸というエコ 裂織という知恵
以前から出張で東京なんかに出かけてて、
んっ?
と気になっていたのが、OLさんがお財布と一緒に持っている布を巻いたようなもの。
なんだろな?
とその後幾人かに聞いたら、どうやらそれは「マイ箸」を包んでいる巻き布。
「お~、できることからエコやってるんだぁ!」
「なんかカッコイイなぁ!」
なんて思っていました。
それからは、
「お~、これは巻物風」、
「お~、これは平たい袋風」、
といろいろある形と、そして和風テイストあり、ビビッドカラーあり
多様な姿を遠目に眺めたりしていました。
そしたら、先日。
なおきさん!
と、声をかけてくれたのは、笑顔の素敵な裂織作家の村上さん。
手にしていたのが、裂織の箸入れ。
伺ったら、
やはり村上さんも、以前からマイ箸の箸入れを作って欲しいとリクエストがあったようでしたが、多忙でバタバタとしているうちに忘れかけていたところに、再生紙で作った箸を販売するところから、裂織で箸入れを作れないか、というお話があって、いよいよやってみようということになったのだそうです。
裂織はそもそも使えなくなった古着に人の力で命を吹き込む、まさにリサイクル。
古くから行われているエコそのもの。
もったいないの気持ちと手仕事、そして色的センスで素敵な布地に変わるもの。
まさにマイ箸の箸入れには最高の素材。
ところがいざ取りかかると、
布地を裂いて横糸のように通す裂織では布地が厚すぎて箸入れの巻物には向かない。
ここからがけっこう苦しかったのだそうです。
もう既に販売しているという裂織の箸入れ 満福-manpuku-。
箸入れを使って
“お腹も心も「福」で満たされるように”
という願いを込めてつけました。
裂織の性質上横に切るとそこからどんどんほずれていくので、口になるところは折り返し、頑丈に2重に縫ってあります。また逆に縦は裁断しても生地でふわふわしてますが、ほずれないのだとか。
村上さんはたくさんの色づかいのものを用意しました。
さらに、このカーブのアクセントがまた堪りません♪
古くからのエコを小脇に今日も小さなエコをする。
ちょっとこれもカッコイイかも♪
お財布と裂織箸入れを持ってランチに行こう♪
byなおき
<販売先>
青森県観光物産館アスパム1階 地場セレクト(満福のみ1,260円)
青森県立美術館 ミュージアムショップ(満福+再生紙箸 1,680円)
空間舎(どちらも)
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