街はクリスマスモード♪
そして、お正月までは乾杯する機会も多くなりますよね。
そんなシーンに、オススメなのが下北ワイン「サラア」。
冷涼で強い風が吹く丘陵地にあるむつ市川内地区。
「厳しい環境ほど、良い葡萄が出来る」という条件にピッタリ。
葡萄畑からは、雄大な陸奥湾や釜臥山の眺めが望めます。
白ワインの下北ワイン「サラア」には、日本人が好きなフレッシュな香りのある
甘口の品種がいいだろうということで気象条件の厳しいドイツ系統の
シェンベルガーを選びました。
この品種は、1979年にドイツのガイセンハイム研究所で交配された珍しい品種で、
ピノ・ノワ-ルを親に持ち、フレッシュなマスカットのような香を呈し、
ピンク色の果皮を持つのが特徴です。
国内では下北が最大規模という珍しい品種なんです。
栽培方法は、地元の有機物を中心とした有機肥料と減農薬農法。
土壌作りには、地元の農場で出るオガクズ交じりの鶏糞を活用し、
ホタテの貝殻を石灰として入れるなど、化学肥料を使っていません。
環境にも優しい栽培方法を取り入れているんです。
そして、2007年秋、待望のサンマモルワイナリーが誕生!
栽培からワイン醸造まで一貫してこの地で行うことができるようになりました。
低温の時期に収穫して、すぐ仕込むのがワインには適していますが、
下北で収穫するブドウはギンギンに冷えているため、果汁の段階でも
低い温度を保っています。
それが下北の地でのワイン造りの特徴です。
白ワインは15度~18度で低温発酵させるのが適しているといわれていますが、
下北ではプチプチときめ細かく発酵が進みます。
そのポテンシャルを引き出せるように、温度と比重の管理に気を配ってワインを造っています。
下北ワイン「サラア」は、熟したフルーツのような甘い香りが好評です。
甘い香りに対し、さらっとした苦味のある飲み口が特徴なので、
ホタテの刺身や寿司などの和食を中心とした料理や、魚介類を使ったイタリアン、
中華料理にも合います。
また、りんごやブドウなど、フルーツと共にいただくのもオススメ…
と、青森の食材にも合うワインなんです。
良いブドウだけを仕込むということを徹底し、初めて迎えた今年の夏、
下北ワイン「サラア」が「国産ワインコンクール2008」欧州系品種白の部で
銅賞に輝きました。
ブドウの試験栽培から苦節10年、コンクールへの参加は初めて。
輝かしいスタートを切った下北ワイン。
先日、青森で開催された試飲会であの田崎真也さんから
「マスカットフレーバーのような香りを持ち、いい酸を持ったワイン。
来春、もう一度来てみたい。このワインから品格すら感じられる」
とありがたいコメントもいただいたそうです。
ホント、これからに期待したいワインの誕生ですね。
By Kuu
【下北ワイン サンマモルワイナリー】
むつ市川内川代1-6 0175-42-3870
JR八戸駅より車で約150分
JR大湊線大湊駅からJRバスで戸沢停留所下車
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