鱈の美味しい季節になりました。
津軽の正月魚は「鱈(たら)」。
頭からしっぽまで余すところなく使います。
正月前に仕入れて、身は昆布〆や田楽に、頭や骨はちょうどいい大きさに叩いて塩を振り、白子や肝や胃袋なども入れて「じゃっぱ汁」に、子はにんじんの子和え、そして「醤油漬」なんかにします。
そして今が旬。
身もプリップリ。
ワタシは週末、真鱈一本と台所で格闘(笑)
市場で物色して良さそうな鱈をゲット。
市場にいたときはちょっと小さめのもので安いのでいいや、と思っていたのに、家に着いたらかなりのサイズ♪
デカイ(笑)
もちろんまな板からはみ出てるし、でかすぎてグラグラするし・・・・(汗)
何とか身を田楽用切り身サイズに仕上げ、

じゃっぱ汁用サイズに頭なども解体が済み、疲労回復後におこなったのが、真鱈子の醤油漬けの仕込み。
普段は市場でたらこだけ買ってきて作るのですが、今回は一本だったので、形の見えない付属品状態の子。
なのでもし完熟してなかったら、全部子和えにしようと思っていましたが、結構いい感じの真鱈子。
さっそく作業開始。
皮の中から丁寧に卵をしごき出し、ボウルに入れます。
今回は一腹の3/4を仕込み、残りの1/4は子和え用にストック。

↑写真は残った1/4。忙しくて写真撮れませんでした。スミマセン。
ココからはワタシ流。
まず酒・みりん投入。
ここで卵のキメを細かくするかのようによおく馴染ませるようにかき混ぜます。
そしてタカノツメ、醤油を投入。
まだまだ味の微調整するほどの量ではないですが、これでかなりつゆだくになります。
そしたらお待たせしました「ナット昆布」♪

あらめ昆布と書かれたものも同様の役割のもの。
水分を吸い込みながら、ヌルネバを出し、そしてこんぶのうまみも出てくるワタシの大好きな昆布。
特にペンギン印のナット昆布は、よおく見るとさまざまな昆布がブレンドされています。
しかも個包装。

これが慣れると作りやすくって。

今回は2袋投入し、最後少し薄味かな、ぐらいで微調整して、七味とそしてマイ一升漬も隠し味で投入して、冷蔵庫でできあがりを待ちます。
そしたら、コレ!!

粒がプルルンとしていい感じに上がりました。
朝晩、ご飯におもいっきり乗っけて、がっつりいただいています。

スルメを入れてもおいしいですよ♪
真鱈の獲れる今だけのおいしいもの。
じゃっぱ汁を横に、真鱈の田楽、そしてあっついご飯にたらこの醤油漬。
やせる暇がありません(笑)
byなおき (台所ブロガーへの一本道まっしぐら・笑)