津軽の人は茶碗蒸し好きです
先日のぶぅははさんのこの記事♪
丼一つワタシも欲しい(笑)
ということで、茶碗蒸しのお話を少し。
初めて津軽の茶碗蒸しを食べた方は総じて発する言葉は「甘~い!」です。
そして具だくさん。
鶏肉、しいたけ、みつば、ナルト系のかまぼこ類はもちろんですが、糸こん系の長いものを入れるところもありますし、板麩を入れたりするところもあります。
さらに「固め」。
スプーンですくっても溶けてしまいそうなぷるるるんなものではなく、具に負けないカチッとした堅めのダシ玉子。しかもこれが甘い(笑)
最後に決め手は「栗の甘煮」(笑)
大好きです♪
ワタシの思い出ですが、故郷を離れて初めて食べた茶碗蒸しに入っていたのは「ぎんなん」でした。
甘くない。しかもおだしが効いている汁の中につなぎの玉子は申し訳程度で、すくう先から崩れていく(笑)
↑写真は記憶のものと無関係です
最後の最後にぎんなんが入っていて、・・・・あ~あ(悲)
これは茶碗蒸しなんかじゃない!(笑) なんてそんな強烈な思い出。
(いまはこのタイプも好きですよw)
津軽では大晦日31日の夜にご馳走をいただくところが多いのですが、ワタシも小さな時から母の手伝いをし、一番の楽しみはこの茶碗蒸しづくりでした。
家族みんな大好きなので人数分の倍以上を仕込みますが、栗の甘露煮の瓶の余ったのがワタシのもの(笑)
おだしと玉子が入った液の中にこの甘露煮のシロップを入れ、その余ったシロップもワタシのもの(笑)
先日、日本料理の職人さんたちとそんな雑談をしていたら、
ず~っと前、やはりお正月料理を食べに来たお客さまに帰り際、
「栗が入ってなくて寂しかったよ」とか
「甘くないのね」
と言われ、それ以来、津軽の茶碗蒸しに変えた、というエピソードの披露があったほどです。
こんな具だくさんの甘いご馳走茶碗蒸しを、おかわりするほど食べる地域ですから、玉子とうふも、
こんな感じ!
甘くて具だくさん。
全国的には玉子とうふと言えば、卵液が入りおだしが効いた具なし、もしくは具なしの玉子入りとうふに薄口のダシ醤油が添付されるもの。
でも津軽のものはこんな感じ!
スーパーでもとうふ売り場の一角に玉子とうふエリアがきちんと形成されているのも確かな人気の証拠です。
茶碗蒸しと玉子とうふの違いは、豆乳の有無。
玉子とうふは玉子+とうふ、だけど「+具だくさん」なのです♪
夏は冷たく、冬は温めて。
1月にふと思い立ち、食べ比べしてしまったワタシ。
興味のある方はお試しを。お気に入りを見つけてみては?
byなおき
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