世界でいちばん小さいリンゴの博物館
ひさしぶりに弘前りんごスイーツのお話です。
今回ご紹介するのは、西洋茶寮 salon de 甚兵衛のお向かいにあるお菓子屋さん「菓子処 笹の舎」。
青森県内では有名なお菓子屋さんラグノオの店舗のひとつです。
ラグノオの原点は、明治17年に弘前市百石町に始めた小さなお菓子屋さんの「和菓子さゝき」。
ちょうどその4年後、「和菓子さゝき」の3軒隣に考現学の創始者である“今和次郎”が生まれたそうです。
今家とはすぐ近所ということもあり、交流があったと聞いて、青森県立美術館で開催している冬のコレクション展の『今和次郎 船にのる』を観に行きたくなっちゃいました。
さて、「笹の舎」には「世界でいちばん小さいリンゴの博物館」があります。
1996年にオープンしたというリンゴの博物館。
日本一のりんごの産地で、りんごに親しんでもらいたいとの思いでオーナーさんが、ヨーロッパやアメリカを中心に自ら買い求めていたリンゴグッズを展示したという可愛らしい博物館です。
幅1m、奥行き6.5mの細長いスペースには常時400点ほどのグッズが展示されていますが、まだまだ展示しきれないグッズが多数あるんだそうです。
そんなりんごへの想いがいっぱいの「笹の舎」のりんごスイーツのご紹介です。
まずは、「パティシエのりんごスティック」。
青森県産ふじを大きめにカットし、スポンジ生地と一緒にそのままパイで包んでいるというシャキシャキの食感がたまらないスティックパイ。
なんと、2007年まで3年連続モンドセレクション金賞受賞!
つづきまして「マダムポミエのアップルタルト」。
シャキシャキした歯応えの酸っぱい紅玉とアーモンドケーキのこんがりプチタルト。
オーブントースターで軽く温めるとサクサクのパイの食感が蘇り、焼きたてに近い味わいを楽しむことができます。
そして、「気になるリンゴ」。
こちらは青森県産ふじの芯を刳り抜き特製シロップに漬け、まるごとパイで包んだ贅沢なアップルパイ。
1987年から発売されている第24回全国菓子大博覧会にて金賞受賞した地元では有名なアップルパイです。
さらに、私の中で一押しが「鈴なりのりんご」。
青森県産姫りんごの中にラム酒漬けの紅玉ダイスカットを混ぜ込み、姫りんごの芯を刳り抜いた部分に注入した冷た~~いスイーツ。
冷凍されているのですが、常温で5分くらい経った頃が、ベストな食べ頃!
綺麗にならんだ8個のお菓子の他に、中央には津軽の下川原焼き「りんごの土鈴」が入っているキュートなスイーツ。
お店の方のお話しによると100個に1個、土鈴の代わりに「幸せを呼ぶ小さな鳩笛」が入っているそうですよ~~。
ちなみに、数あるラグノオの店舗の中でもこちらの「笹の舎」とネットのみの販売!!
知る人ぞ知るりんごスイーツなんです。
その他にも、店内には、和洋ともに紹介仕切れないほどのりんごスイーツが・・・。
アートスポットまであるお気に入りのお菓子屋さんのご紹介でした♪
by Kuu
《菓子処 笹の舎》
弘前市百石町6-1
0172-32-7256
9:00~19:00 無休
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。