心がほかほかしますよ♪
2004年から少しずつお店を尋ねては食堂物語を集めてきたYOSHIHITOさん。
今は別な分野で活躍していますが、この頃は食堂のYOSHIHITOさんでした(笑)
尋ねたお店が増す毎に、どうやら歴史のある大衆食堂には初代の頃からのおだしの取り方、料理の方法など、受け継がれてきた大切なものが未だに残っていて、これは食文化の遺産とも言える貴重なものじゃないかと思うようになってきました。
しかも戦前から営業しているので、エピソードもたっぷり。
へぇ~~、だからそうなんだ~!
なんて言わせるうんちくも語れちゃうほどの物語があったり。
こうした古くから続く大衆食堂のことをたくさんの人たちに知って欲しい。
そしてたくさんの人たちに受け継がれたおいしさを味わって欲しい。
こうした大衆食堂に敬意を表し、三代もしくは七十年以上続く大衆食堂を
「百年食堂」と称し、これまでこのブログでもご紹介してきました。
またブログ以外でもさまざまな方々にご紹介してきましたが、桃鉄のさくまあきらさんから、
「とっても情緒のあるものだから、もっとPRの幅を広げて作家さんとか、漫画家さんとかにも会ってみたら?」とご紹介くださったのが、作家の森沢明夫さんでした。
森沢さんは、特に津軽の百年食堂とその背景にある歴史、大衆の中にある食文化、各食堂それぞれにある物語に興味を持っていただいたようで、
創作意欲が高まり、そして本日、書き下ろしの小説が発刊されることになりました。
この間、何度か津軽にもお越しくださり、YOSHIHITOやワタシも同行いたしました♪
先ほど青森市内の成田本店に立ち寄ったら、入口正面に大きな島が作られ、そこに津軽百年食堂がこのとおり「平積み」です♪
明治の頃の初代とそして今に生きる四代目。
桜の花びら舞う津軽の地で、百年の刻(とき)を超え、
永々と受け継がれていく”心”が咲かせた、美しい奇跡と感動の人間物語。
巻末には取材先となった10軒の大衆食堂と作者からのメッセージもあります。
ホント、
読んだあと、
一週間は
心がほかほかです♪
特にワタシなんかは涙腺が緩いので、ついつい・・・(笑)
byなおき
<データ>
表題:津軽百年食堂
原作:森沢明夫
定価:1,575円
発売:小学館
規格:四六版/336ページ
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。