3月。
日本では「弥生」と呼び、草木がいよいよ生い茂る月という意味を持つのだそうです。
そういえば桜の開花予想なども出始めて、春もいよいよそこまで、と感じられる今日この頃です。
…なんて油断していると、それを見透かしたように寒い日が突然やってきて、冬が去りきってはいないことを思い出させられたりもするのですが、そんな去り行く季節の名残を惜しむのはいかにも日本人らしい心持ちですよね…
ということで、先月の末頃ですが、冬の種差海岸を訪れるお客様をご案内して八戸へ。
八戸にお泊まりなら朝市が賑わってますよ、朝3時からやってますからね!
なんて、まだ夜も明けきらぬ陸奥湊を訪れたのですが…

な゛っ、さっ、寒い!この日は八戸には珍しく、素晴らしい吹雪模様!
いつもならお客さんもたくさんいるはずですが、さすがにこの天気では人影もまばら。
「なしてこった日にくるのさ~」なんて言われても…
なかなかできない体験ではありますが、この調子では海の景色が心配、とドキドキしながら種差方面へ向かったのですが…

良かった!
まさか私たちが行くのを待っていたわけではないでしょうが、雲が切れて太陽が顔を出してくれました。
良かったですね~、とご案内した方が一足先に大須賀浜に下りたところを、失礼して上からパチリ。

なんだか青春ドラマで仲間が語り合っているような雰囲気になった、かも?

そして自分も海岸へ。
もちろん寒いんですが、いやー、これは気持ちいいですね。
日本の渚百選にも選ばれ、天気のいい時期には鳴き砂が、夏場には草花も楽しめる名勝ですが、この景色もまた素晴らしい!足跡をつけるのがもったいないです!
でもこの美しさは、さっきの吹雪のような自然環境があればこそ、生み出された景色なんですよね…四季折々、さまざまな表情を見せる青森の自然ですが、その厳しさと、合間に見えるはっとするような美しさ、両方が感じられたなかなか良い一日となりました。
by くどぱん!