現在、青森県でB-1グランプリに出場しているメニューは3つあります。
一つに、青森生姜味噌おでん。
一つに、八戸せんべい汁。
一つに、黒石つゆやきそば。
いずれ劣らぬ個性的なメニューで、ぜひ東京にお住まいの方々にも味わっていただきたい品々です。
ところで、と当ブログを振り返ってみたところ、生姜味噌おでんとつゆ焼きそばは、既に都内で食べられるお店が紹介されています。
ところがどうしたことか、せんべい汁が食べられるお店はまだ紹介されておりませんでした。
これは誠に遺憾である。てゆうか、これではイカン、急ぎ紹介せねば!
…というわけでやってきたのが、笹塚にある「炉端座 八戸」さんです。
お店のオープンは3年前の9月。
現店長の高橋さんは、店長になって1年半ほどだそうですが、このお店に来たのは”津軽弁でわいわいやりませんか?”という求人が「炉端座八戸」から出されているのを見て、「…なんで八戸なのに津軽弁?」と思って応募したのがきっかけだった、とお話ししてくれました。
確かに、それはなんかヘンですが…ま、いいじゃないですか♪
そして現在、魚介類は八戸からの直送にこだわり、八戸「らしい」メニューを取り揃えてお客様をお待ちしているというわけです。
それではまず、ちょっと失礼してお店の中を…と見渡してみると
あ、八戸の地サイダー、三島シトロンさんじゃないですか。
遠路はるばる、こちらまで進出されていたのですね。お疲れさまです。
それから、こちらは新郷のものですが、ナガイモ焼酎『郷の華』。
さらにせんべい汁応援ソング「好きだDear!せんべい汁」のポスターもサイン入りで。
うーん、他にもえんぶりのポスターが貼られてたり観光パンフレットが用意されてたり、気合い入ってますね。
じゃあ私も、負けないように食べ…た中からいくつかご紹介いたしましょう。
まずは「せんべいピザ」。
ではでは…ほほっ、焼いたせんべいの歯ごたえががちっとありますが、確かにピザです!
南部せんべいは赤飯を挟んでお弁当にしたり、おかずを載せるお皿代わりにしたりと用途は無限大ですが、ついに”洋”との合体も果たしてしまいました。
どこまでいくのか、南部せんべい!
お次は脂乗り抜群、八戸前沖サバを冷燻にしたもの。
こちらはお取り寄せもののようですが、刻んだにんにくを載せて。
これ、好きなんですよね~、と…お、おーなるほど、新しいハッケンです。
にんにく、冷燻のお互いの香りがうまみを深めていますね。いい感じです。
そして大トリはせんべい汁。
鶏だし・しょうゆ味に糸こん・しいたけ・鶏肉・大根などが入ったオーソドックスなものです。
さてと……ああ、やっぱりいいですね。
ピザのようなせんべい界の革命児も捨てがたいですが、やはり広く愛されているものには理由があるのだな、という感じがします。
もちろんせんべいはアルデンテ、ほっと温まる、なんともいいお味です。
この他にも、「そばかっけ」や「ざる中華」を始め、八戸とか青森らしいメニューがいくつも用意されていて、楽しみはまだまだ尽きません。
さらに、食べて楽しんで八戸に興味がわいたら、観光のパンフレットだってもらって帰れちゃうという至れり尽くせりのこちらのお店、なんだか郷土の言葉で会話がしたくなる、とっても居心地の良いお店でした。
ごちそうさま。
by くどぱん!
○炉端座八戸 笹塚店
渋谷区笹塚3丁目18-8 (笹塚10号坂商店街)
Tel.03-3374-7722
営業時間:17:00~24:00
定休日:火曜日
※11:45~14:00はランチも有り(日・祝・火曜除く)
冷蔵庫の扉にも「八戸えんぶり」が!
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。