日本最北の私鉄「津軽鉄道」のストーブ列車(3月31日まで運行)にギリギリ駆け込みで乗ってきました。
受験シーズンから入学シーズンまでしか出していないという五所川原駅通路に設置された希望のレールをさわりながら「希望のレールに乗れるように」拝み、いざ乗り込み♪
板張りの床、はがれ掛けた天井、壁に掛けられた温度計、網でできた網棚・・・
そんなレトロな車輌に2個ついている石炭ストーブの上で、焼かれてクルリと丸くなるスルメの姿見たさに、ときおり雨がこぼれる春の天気だというのに、汗をかきながら関西方面からいらっしゃったというお客様と仲良くストーブを囲ませていただきました♪
今回の目的地は、芦野公園駅にある喫茶店。
芦野公園駅の旧駅舎を利用して、平成19年6月28日オープンしたお店です。
津軽鉄道開業の昭和5年から昭和51年までの46年間、実際に駅舎として使われていたもの。
一時は喫茶店として活用されたものの、その後は空き家になっていました。
平成19年、「太宰が眺めたであろう駅舎の存在を知っていただきたい、金木の文化を残していきたい」との想いから復活された、その名も「喫茶店 驛舎」。
当時の切符販売窓口がそのまま残っていたり、
当時使われていた古い電話などが飾られていてレトロな雰囲気が超満載です。
ジャスのBGMが流れる中、カチカチという振り子時計の音がする店内は、ゆ~~っくりと、しっかりと時を刻んでいる感じでたまりません。
店内で切符販売もしていて、直接ホームへ繋がっている裏口から列車に乗ることもできちゃいます。
まさに駅としての役割も復活しているんです!!
また、昔の写真がおさめられたアルバムも設置していて、昭和35年頃の様子を見ることができます。
なんと当時の駅長さんは女性。
女性の駅長さんは珍しかったそうですよ。
切符を売ったり、接客する姿や、合間に編み物をしている姿などの写真がありました。
そして、私がオーダーしたのは、金山焼自家焙煎珈琲。
香りの良い深入りローストは、金山焼の粘土の成分である鉄、カリウムなどが溶け込むため、2分ほどで味があっさりしてくるんです。
その他にも、弘前の土手町にある万茶ンでも飲むことが出来る「昭和の珈琲」を、ここ金木でいただくことができます。
そして、4月4日から五所川原駅~芦野公園駅の間で利用できる太宰治生誕百年記念乗車券が五所川原駅で販売されます。太宰治生誕百年のロゴ入りで1000枚限定です。
津軽鉄道に乗って、太宰が歩いた街を散策、驛舎の中でティータイムというのはいかがでしょうか♪
by Kuu
《喫茶店 驛舎》
営業時間 10:30~16:30
定休日 水曜
電話 0173-52-3398
津軽三味線会館、太宰治記念館の入館チケットの提示で割引特典
※一部、割引対象外の商品もあります
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。