遅い北国の春にもにもようやく花の時期が訪れ、OAKの投稿のとおり、弘前公園の桜もつい先日咲き始めました(と、また桜ネタでスイマセン(^^ゞ)。
地元の人間としてはもちろん、「弘前公園の桜が日本一!」と思っているわけで、毎年全国からたくさんの方に来ていただけるのは、とても有り難く、嬉しいことです。
一方で、この時期ならではのちょっと困った事態として”渋滞”があります。
どこであろうと誰であろうと、「渋滞が好き!」などという方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
しかし、弘前市には「できれば渋滞してくれるといいなぁ…」なんて思っちゃう桜の名所もあるのです。
ご存じの方もたくさんいらっしゃると思いますが、その場所は国道7号線バイパス、青森方面から弘前に向かうと藤崎町との境にかかる平川橋を過ぎた、津賀野地区。
例年、弘前公園よりは少し早めに咲き始めるこの桜、延長は2キロあまり、その間に約380本の桜が植えられています。
私が好きなのは青森方面から弘前市街に向かうパターン。
平川橋を上って、下り始めると「ようこそ、桜の弘前へ」とまずは中央分離帯に見える桜が軽くご挨拶。
(※写真はいずれも昨年のものです)
少し先に進んで左への緩いカーブにさしかかると、その先は「『運転されている方以外は』どうぞ存分に右を、左をご覧ください!」とばかりの桜並木…いやいや、桜のトンネルといっていいかもしれませんね。
ここを通り過ぎる間の信号は、私の記憶が正しければ4つ。
この時期ばかりはぜひ引っかかりたい、と思うのはちょっと根性があさましいでしょうか?
そしてこの場所のいいところは、桜並木越しに津軽人の心のふるさと、岩木山を愛でることもできるということ。写真はちょっと霞んでますが…
そしてこの日はチャリンコで訪問したので、歩道を散策。
車道のように両側に桜が広がってはいませんが、車に乗っていては気づかないような鳥の鳴き声(ヒバリですかね…)も聞こえ、これまたなかなかに良いものでした。
これから桜を見に行く方には弘前公園に向けて期待を高め、お帰りになる方には弘前の桜との別れを惜しむ最後の見どころとして、運転中は運転手以外の方に、信号に引っかかったらご乗車の皆さんに楽しんでもらいたい場所です。
少しの遠回りで済むのであれば、寄ってみる価値はあると思いますよ。
by くどぱん!
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