桜の時期もGWも終わり、いきなりお仕事モードにエンジンをかけ、フル稼働という状態の方も多いのではないでしょうか。
私もそんなひとりなんですが、明日、またお休みってのが嬉しいですよね。
青森では、リンゴやサクランボ、梨など、果物のお花が咲き始め、職場近くのリンゴの花も可憐に咲いています♪
20度近くまで気温が上がるようになってくると、涼しいところでアート鑑賞するのもいいですよね。
ということで、先日入館1万人を超えたという青森県立美術館で開催中の「ウィーン美術史美術館所蔵展 静物画の秘密展」を見てきました♪
私が行ったのは日曜日!
なぜなら、土日は展覧会の見どころを担当学芸員が分かりやすく解説してくれるギャラリートークを開催しているから。
静物画の秘密展とタイトルにあるとおり、この絵の中の秘密って??その意味は??と?な方には、ホント、ギャラリートークはオススメ。
館内は撮影禁止ですが、許可を得て撮影しています
秘密については見てのお楽しみということでヒントだけ。
どのような華やかな美しさも、永遠ではなくいずれは朽ちていく・・・この世の移ろいやすさ、はかなさ・・・といったところでしょうか。
一瞬、ぱっと見ただけでも、本物のもつ迫力というか凄みが伝わってくる絵画の数々。
その作品ひとつひとつの中に、「華やかさ」と「はかなさ」の両面を探しながら鑑賞していると、あっという間に時間は過ぎていきます。
そして一番楽しみにしていたのが、日本初公開のベラスケスの『薔薇色の衣裳のマルガリータ王女』♪。
クリクリした瞳、ポッと可愛らしい頬、バラ色のドレス。
そして、花瓶には王女と同じ名前のマーガレットやバラ。
当時、お見合い写真としての用途があったというだけあって、背景やじゅうたんの色が深い色で抑えられていて、可憐な王女の魅力が一段とひきたつように描かれていますね。
でも、こんなに幼い頃から、嫁ぎ先が決まっているというのも複雑ですね。
そして、春のコレクション展はユーモアと祝祭。
どこがアートですか!?というような現代アートを見ていると、思わずププッと笑いが♪
ちなみにこの作品は、秋山祐徳太子さんの『風の縄文』♪
ロープだから、渦だから縄文なんでしょうね、きっと。
そして、一番気に入ったのは関野凖一郎さんによる著名人の似顔絵。
古典芸能や相撲、文学者などの似顔絵なんですが、石坂洋二郎さんの背景には弘前城が描かれていたり。
それぞれ背景に、控えめに何かが描かれているんです♪
さてさて、何が描かれているのか、企画が「静物画の秘密」なら、こちらは「肖像画の秘密」って感じです。
ウイーン展も春コレも、華やかで陽気な春の日にピッタリの企画でした。
by Kuu
《ウィーン美術史美術館所蔵 静物画の秘密展》
会期:6月14日まで(5月11日は休館)
会場:青森県立美術館企画展示室
ギャラリートーク:展覧会の見どころを担当学芸員が分かりやすく解説
(会期中の毎土曜日、日曜日 14:00- 30分程度)
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