ついこの間年度が替わってなんとも慌ただしい、と思っていたら、いつの間にか6月も半ば。
関東地方はどうやら梅雨入りしたようですが、青森の入梅はもうちょっとだけ先の話です。
※11日に青森も梅雨入りが発表されていました。訂正します。
そして青森は「梅雨」と言っても雨量は東京の約半分。気温もあまり高くないので、晴れると意外に気持ちの良いお出かけ日和だったりします。
というわけで、先月の記事で某氏が行った頃だと思いますが、私も奥入瀬渓流に行ってきました。
久々にゆっくりと散策してきたのですが、やっぱり奥入瀬は素晴らしい!
時に迸るように、時に穏やかに、さまざまな姿を見せてくれる川の流れ。
右に左に現れる滝の数々。周辺を彩る緑、そして鳥のさえずり。
ほんとうに、心が洗われるようです。
そうしてたっぷり2時間、心の洗濯を終了して子の口に到着。やはり自然は良いですねー
…と思ったそばからお腹が”グゥ”。なんともダメダメな感じですが、この場所ならお昼はやっぱり、「あれ」でしょう。ふっふっふ…
怪しく笑ってやってきたのは焼山地区、十和田湖温泉郷の「上高地食堂」。
お店は昭和47年に始めたそうで、現在は中田さん母娘の二人で店を切り盛りしています。
そして注文したのは十和田名物「バラ焼」。
そうです、焼山でもバラ焼きは食べられるのです!
出てきたバラ焼のお肉は、十和田牛にこだわっているというだけあってなんとも美しい色。
これだと半生でもいけそうな感じですが、やはりタマネギが飴色になるまで待つのがバラ焼の流儀。
山は高いほど乗り越えたときの喜びが大きいのだ…などとよく分からないことを自分に言い聞かせ、まぜまぜしながら待つこと数分。
いやこれはまた、美味しそうに焼き上がりました!
では、と…おう、このタマネギの甘さ!やはり待ってよかった!うまいです!
タレは、ご主人が元コックで、朝鮮の方と仲良くなって作り方を聞いたとものだとのこと。
化学調味料は使用していないそうで、味はこれまで食べたバラ焼の中ではすっきりした印象。こちらではバラ焼に卵もついていて、すき焼きふうにいただくこともできます。これもまた「んまい」。
それから、メニューにはなかったのですが「今日はあるから」と出してくれた山菜の天ぷら。
って、これで二人分?ありえないでしょう!
…と、すっかりテンションがあがって気づいたら鉄板もお皿も空っぽ。いやぁ、美味しかった。
それにしても、焼山で上高地とはこれいかに?
と思って聞いたら、ご主人がとても気に入っていた上高地からとったものだそうです。
なるほどねー。でも奥入瀬も素晴らしいところだからここにお店構えてるんですよね。
そんな具合に歩いて食べて、さて、そのカロリー収支は…食べ過ぎたぶんプラスかな?
でも、そんなちっちゃいこと言ってんじゃないよ!と思うこの心とお腹の満足感。
奥入瀬と上高地という名前の組み合わせも面白く、近年まれにみるヒットでした。
ぜひ皆さんも一度お試しあれ。
by くどぱん
○上高地食堂
十和田市大字法量字焼山64-177
TEL.0176-74-2418
営業時間:10:00~20:00頃(不定休)
※バラ焼はお持ち帰りもできます。ちなみに、メニューにはせんべい鍋(汁)も。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。