秋ですね。
読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋…いろいろありますが、行楽の秋ともいい、旅をするにも気持ちが良い季節です。もちろん遠くに出かけるのも良いのですが、週末を利用したりして、近いけれども意外と行ったことがない場所に行く、というのもオツなものではないでしょうか。
じゃあ私の場合は…と行ってきたのが下北半島。
目論見としては、平内でほたてを食べ、横浜の湧水亭でドーナツをつまみ、むつ市内でアランドロンのカレーを食べ、釜臥山から”羽を広げたアゲハチョウ”の夜景を眺め、翌日恐山で自分を見つめ直し、余裕があったら薬研のカッパの湯に浸かり、その後佐井に抜けてぬいどう食堂の歌舞伎丼を楽しみ、川内川渓谷を歩いてリフレッシュ、最後に下北ワインを買って帰るという、「どうだ、下北!弾丸ツアー」です。
本当は全部まとめて紹介したいのですが、私的に今回気に入った場所を二つ。
まずは釜臥山展望台。夜景は残念ながら土砂降りの雨にたたられてしまい、あーあ、残念…なんて思っていたのですが、これが昼も素晴らしい!
右は陸奥湾、むつ市街地を挟んで反対側の津軽海峡、遠くに望むは尻屋崎。
天気がいいときは北海道まで見渡せるのだとか。
地図の形からいうとあそこがまさかりのあの部分で…なんて思いながら眺める大パノラマ。
天気にもよりますが、恐山だけに行ってここに寄らないのはあまりにもったいないでしょう!
そしてもう一つは川内川渓谷。
こちらは川に沿って4.4kmの遊歩道が整備されており、見どころもたくさんあるのですが、今回は行程の都合上、大滝から滝見台までのお手軽散策をしてみました。
大滝は川内川のシンボル的な場所。竜神の住むところとして、古来から信仰の地とされていたのだそうです。
すぐ横に休憩所や駐車場が整備されていて、「セキレイ橋」からは滝を正面に望むことができます。
川内川は下北半島で一番の水量を誇るというだけあって、なかなかに力強い流れです。
これが秋になると一面の紅葉というのですから…うーん、想像だけでなくまた来てみたいですねぇ。
そして大滝から歩いて10分ほどの場所にあるのが滝見台。
滝の名前は…あるのかな?
滝そのものの高さはそうですね、5mくらいとそれほど大きくはないのですが、デッキの端から2~3mくらいという至近距離で滝を見ることができます。
流れ落ちる水の音、辺りに漂っているだろうマイナスイオン…あまりに気持ちが良くて、しばらく「ぼー」っとたたずんでしまいました。
というわけで、ちょっと慌ただしくも、まだまだ自分が見たことのない青森があったんだなぁ…と再確認する、なかなか良い旅になりました。
皆さんもこの秋、「そういえば、あそこって…」という場所にお出かけしてみではどうでしょう。
これまでは気づかなかった、新しい青森の魅力に出会えると思いますよ。
P.S.今回「下北編」と謳っていますが、続きがあるかどうかは全くの未定です(;^_^A
by くどぱん!
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