20代の人と話をする機会がありました。
三内丸山遺跡に行ったことのない人がけっこう多いことにびっくり。
確かに遺跡と言われると日常では縁遠いところのようにも感じますが、
三内丸山遺跡は本当に居心地の公園なんですよ。
縄文時代は自然との共生によって支えられた穏やかな時代。
そんな風に遺跡ではなく価値観として考え始めると、
けっこう癒しや和みの空間に変わるんです。
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三内丸山遺跡を解放空間として利用した先駆的イベントが、
NPO法人三内丸山縄文発信の会が行っている「お月見コンサート」。
ことしも9月5日(土)に開催されました。
今年で11回目を迎えたこのコンサート、
月に嫌われたことは一度もないというから驚きます。
今年も始めは雲で隠れていた月でしたが、
最高の演出家がいるかのように、
雲の切れ間からその姿を表し出すと会場がざわめき、
ついに見せたその姿に歓声が沸くと、
自分も何やら感動している。
けっこう貴重な体験をしたと思っています。
興味がある方は「来年」是非!

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さて、今週末(10月3日-4日)には、
「三内丸山縄文遺跡コンサート」が開催されます。
10月3日土曜日は若い人向け(入場無料)。
縄文にはいろいろなルーツがあります。
「音」を「楽」しむことのルーツもきっとあったはず!
縄文をきっと身近に感じることができるでしょう。
東京からの参加アーティストは、
RAGFAIR、INSPi、より子
GENZ、Alter Bingo、STEREO LYNCH、
青森からは
YELLOW CHERRY、青森最後の詩人ひろや、
DANCEでYOKO-NUMBER(kids dancers)、WiLD STREET CREW、
DJでAkita、WACHA、孔木虹太郎、HAYATO、Deria、
DJ&MCでLowH↑ghtu、
などなど。

10月4日日曜日は大人向け(5,750円)。
毎年、世界各地で世界遺産コンサートを行っている東儀秀樹さんが、
世界遺産を目指す三内丸山遺跡でコンサートを行います。
遺跡という独特の空間で、東儀さんの篳篥が
どのように響くのかとても気になります。
また、楽器を持たず自分の指だけでフルートような音色を奏でる
ハンドフルートの音楽ユニットCHILD HOOD、
青森を代表する音と言えば津軽三味線。
長谷川裕二と長谷川三絃会による津軽三味線の演奏もあります。

興味がある方は是非足を運んでみてください。
詳しくはこちらをどうぞ。
http://www.feel-the-roots.com/
by jomonist