青森市古川の町を中心としたアートプロジェクト「空間実験室」。
ギャラリー、カフェ、ショップを併設したフリースペースがプロジェクトの拠点。
現在、ギャラリーではEasy Livingの葛西康人さんが、「Easy Living Works Story #5」を開催中。
Easy Livingを始められてからこれまでの5年間の活動を振り返り、「これまでのこと、いまのこと、これからのこと」を作品を通して発表されています。
今回のメインの作品は椅子。
大事に使われている椅子21脚を各ご家庭からもお借りしての展示。
コチラはお店をオープンさせる前に初めて作ったという椅子。
葛西さんいわく、当時の色んな挑戦の後が見られるんだそうで・・・。
コチラには「4年目 最近、ヒザっこおるのが大変なの。それでも、ソファより目線が高くなるとお客さんに失礼だし。キチンと暮す素敵なお客様からのご注文でした。」とキャプションが。
ひとつひとつの作品にお客様とのやりとりを垣間見ることができる紹介のキャプションが付されているので、お客様と作品とに愛情を注がれたことが伝わってきます。
また、今回、青森市浪岡の駅前にオープンした「親方」というcafeからの依頼で作られたというカラーも形もインパクトあるデザインの椅子もご紹介。
キャプションを見ますと「ヨーロッパでなくても、青森でもこんな椅子が出来る。これを見て家具作りを志す若者が一人でもうまれるといい」というのがお客様からのご要望だったそうで・・・。
真横から見た佇まいが美しいです♪
作り手の手元に残らないものをお貸ししてくれるお客様もまた素敵な方たちなんでしょうね。
また、スプーンやフォークなど可愛らしい木製の小物も展示しています。
パパ友の「あるち」さんとのコラボの子供用の食器は、息がぴったりという感じでバランスも抜群♪
そして、Easy Livingといえば、コレ、baby tall。
赤ちゃんが産まれた時の身長で作ってくれる箱入りの積み木。
最近の作品では、一枚一枚の積み木を収納するとオブジェとしても美しいtree♪
子供にも大人にも喜ばれる参加型のおもちゃ。
普段から子供をよく見ているパパさんアーティストの作品って感じですね。
こちらは、台湾で開催される国際デザイン博のプレイベント「台湾デザイン博」にも青森のおもちゃを作る人達の商品として出展されているそうですよ♪
居食住の3つを柱に活動されているというEasy Living。
居食住の場に欠かせない椅子たち。
それぞれいつ頃作られたものかキャプションを見ながら、椅子を見ると、使い込むと使い込んだなりに、また味が出てくるものだなぁと実感。
この展示は、10月21日まで開催された後、11月1日~3日の期間、弘前のharappaでも展示するそうです。
その他にも、10月24日~31日の期間は黒石市の津軽伝承工芸館でも青森の若き熱き作家さんの作品として紹介されるそうです。
空間実験室は、カフェもあり和める空間なので、葛西さんの作った椅子に腰掛けながら、ゆっくり心のお掃除をされてはいかがでしょうか。
by Kuu
《Easy Living Works Story #5》
『空間実験室』 2009.10.9-10.21 11:00-19:00(木曜定休)
青森市古川2-19-18 090-9423-1009
『NPO harappa』 2009.11.1-11.3
弘前市土手町112 0172-31-0195
11.1 12:00-19:00
11.2 10:00-19:00
11.3 10:00-17:00
《Easy Living》
青森市大字羽白字富田329-1 017-787-2779
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。