11月1日、青森は雨まじりの強風が吹き、その翌日、とうとう初雪が降りました。
普通だったらこんなお天気の日は、お外に出ないようにするのが常識ですが、結婚式に出席するため関東から友人が来県し、その翌日の11月1日、『岩木山登山し、西海岸に行きたい』というものですから・・・。
当日の朝、霙でも降りそうな天気を見ながら友人と相談。折角でしたが、岩木山登山は諦めていただき、西海岸へ向かうことに・・・。
西海岸といいましても、もちろんアメリカではなく、津軽の西海岸、深浦町の千畳敷海岸目掛けてドライブです。
千畳敷は、1792年の地震により隆起して出来た岩床の海岸。
藩政の頃、殿様が千畳の畳を敷き酒宴を催したといわれる岩棚が広大に続いています。
夏は、海水浴場とキャンプ場のメッカですが、この日は夏とはまったく別の演歌な風景をみせてくれました。
友人は始めから岩木山登山を考えていたくらいですから、足元もちゃんと準備済みでしたが、私は結婚式のみを意識していたため、ヒールの革靴。
波間をぬって、水を避けながら、ひょいひょいと岩場を一生懸命進むも、一番大きな岩場までは危ないので断念!
友人は、この鯨のような飛行機のような岩に、強風の中、果敢に登り、ご満悦♪
すっかり身体も冷えてしまい、お腹もすいたということで、お食事タイム♪
この日のランチは、深浦港内にある海鮮市場ピアハウス。
日本海で採れた新鮮な海の幸の販売をしている海鮮市場の2階でお食事することができます。
私たちは、その日によって違うという海鮮丼、焼き魚定食、深浦ラーメンを注文♪
この日の海鮮丼は、ヒラメ、えび、ワラサ、イクラ、ホタテが入って1400円!
注文してから、ワラサってどんなお魚だっけ!?って思い、1階の市場で確認!
ほっほ~、大きなお魚なんですね。
後から調べてみたところ、ワラサは出世魚。
東京では、ワカシ(20センチ前後)→イナダ(40センチ前後)→ワラサ(60センチ前後)→ブリ(1メートル以上)と成長によって呼び名が変わるお魚。
関西では、10~20センチくらいのものをツバスと呼んだり、50~60センチくらいのものをメジロと呼んだりするそうです。
また、養殖物をハマチ、天然物をブリと呼んだりもするそうです。
どうりで、運ばれてきた時、「お、ハマチかな!?」って思ったわけです(笑)。
ちなみにワラサは、適度な脂でクセのない美味しさでした。
こうして、お魚のお勉強をしながら食べられるってのも楽しいですね。
焼き魚定食は、カレイで800円!
海鮮丼にも焼き魚定食にも、小鉢で「つるつるわかめ」に菊の花がトッピングされたものも付いています。
そして定番メニューの深浦ラーメン、650円!
岩のり、ふのり、わかめ等の海藻たっぷりの中に、プチプチとした粒も見える緑色の麺。
わかめが練りこまれているそうです。
海藻たっぷりなので、スープもいいお出汁♪
目の前の海をそのまま頂くって言ったら大袈裟ですが、海藻たっぷりのこの様は、海のようです。
こうして、雨の西海岸を眺めながら、胃袋を西海岸の幸で埋め尽くし、帰りみち、鯵ヶ沢あたりに着くころにはすっかり日が暮れ・・・。
もちろん他にも寄り道したのですが、この先はまた後日ということで♪
by Kuu
《海鮮市場ピアハウス》
西津軽郡深浦町深浦浜町352-1
0173-74-2555
JR五能線深浦駅より徒歩10分
9:00-17:00
休業: 11月-翌3月火曜休、他無休
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。