まるごと青森

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

イベント・まつり | 2009-12-14 18:20

県美(青森県立美術館)と現美(十和田市現代美術館)がこの冬贈る『出会い』をテーマにした展覧会『ラブラブショー』
そっと、美術館で「恋」をしてみませんか・・・なんて、パンフの思わせぶりなフレーズに期待しながら行ってきました♪

まずは、県美1F総合案内にてアートシャトルバスの整理券をゲット♪

10:30に6番エントランスから出発するバスに「あいのり」気分で乗り込み、十和田市現代美術館へ。

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

12:30頃には現美に到着。
向かい側のアートゾーンもかなり整備が進んでいてテンション上がります♪

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』 ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

そして、いよいよ本命の展覧会です。
この展覧会は、
青森県立美術館×十和田市現代美術館=ラブラブショー
 アーティスト×アーティスト=ラブラブショー
 美術×写真×漫画×デザイン×映像×音楽×文学・・・=ラブラブショー
 作品×建築=ラブラブショー
という方程式になっています。

最初の展示室は、漫画家のロビン西さんと立体造形作家のKIMURAさんのコラボ。

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

※展示室は撮影禁止ですが、今回は許可を得て撮影しています。
ということで、ここのスペースでは、KIMURAさんの犬型自走機を犬のお散歩気分で動かせたり(スタッフに許可もらってくださいね)、その犬がロビン西さんの漫画に登場していたり♪

もうひとつの「出会い」は、鳥瞰図絵師の吉田初三郎さんと美術家の秋山さやかさん
吉田初三郎さんは、大正から昭和にかけての観光ブームによって人気が高まった絵師。
昭和7年に八戸市鳥瞰図を作製するため八戸を訪れた際、種差海岸を見て『日本一の海岸美』と絶賛
その年から3年かけてアトリエ兼別邸「潮観荘」を種差に建設し、活動の拠点にされた方。
折りたたみ式の当時の観光マップは、色もカラフルで、旅のお供にぴったり♪

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

これ、手拭いとかに復刻したら売れそうです♪

吉田初三郎さんとコラボしている秋山さやかさんの作品も地図。作品を制作するため十和田市に1ヶ月滞在し、十和田市内を歩き回った軌跡を展示しています。寝泊りしていた場所は紫、歩いた道にはカラフルな糸を縫って表現されている作品は、なんとも新鮮♪

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

館内のガラスには、どこに行って何を食べた・・・みたいな日記のようなものも直筆で書かれています。

たっぷり現美を堪能したところで、14:00発のアートシャトルバスで再び県美へ♪

16:00前には県美に到着。
県美の最初の展示室で出会っているのは、写真家の鈴木理策さんの「桜の花」と美術家の遠山裕崇さんの「林檎の花」。寒い青森ですが、林檎も桜もほぼ同時に咲き誇る「春」、「出会いの春」を思わせ、のほほんと幸せな空間♪

続く展示室は、一転して薄暗い礼拝堂のような空間。
ドイツ文学者の種村季弘さん、美術家の桑原弘明さん、人形作家の山吉由利子さんの出会い。
小さなオブジェに光を燈すことによって広がる桑原弘明さんの世界は不思議な世界。
燈している鑑賞者の姿もまた、礼拝しているようで幻想的。

天井の高い次の展示スペースで出会うのは、漫画家の岡崎京子さんと映像作家の伊藤隆介さん
小さなジオラマがスクリーンに投影されることで完成する作品なんですが、かなりリアルで迫力あります。

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』 ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

映像室は、音楽家の曽我部恵一さんと美術家の奥村雄樹さん
演奏する曽我部さんの映像と奥村さんの作品から聞こえる音のコラボです。
曽我部さんは、県美のアレコホールで行われた前日のセレモニーで歌ってくれたんですけど、シャガールの背景画のラブラブな絵と透明感ある声とがコラボして、神秘的でウットリ♪

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

他には、美術家の大石大河亞さんと美術家の松村泰三さんの「観光~光を観る」。
光が高速で動くモノにあたることにより、色が分解され、虹色の世界が広がる松村さんの作品の中にはハートも♪

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

回っているモノそのものの色は白だそうですよ~。

そして最後のスペースで出会うのは、造形作家の斎藤義重さん(1904~2001)とグラフィックデザイナーの菊地敦己さん
義重さんの黒と、菊地さんの綺麗なパステルカラーが、しっくりとコラボし、こどもが喜びそうな空間に仕上がっています。

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

おとなでもウキウキしちゃうんだから、こういう遊び場あったら、こどもは楽しいだろうなぁ♪

期間中には、クリスマスもあり、最終日はバレンタインもあり、関連企画も満載♪
個人的には、クリスマス&バレンタインデー企画「ラブラブ・ミュージアム・ナイト」が気になるかも。

県美と現美の両方を鑑賞した方には、オリジナルポストカードをプレゼントということで、早くもゲットしちゃいました♪

ケンビ×ゲンビ 『ラブラブショー』

是非、この機会に、アートシャトルバスで結ばれた話題の2つの美術館にお出かけしてみてはいかがでしょうか♪
2館がコラボして開催されるラブラブショー、愛もアートもボリュームたっぷりです。
By Kuu

《ラブラブショー》
■会期 2009年12月12日 (土) – 2月14日 (日)
■開館時間 県美9:30 – 17:00 (入館は16:30まで)
現美9:00 – 17:00 (入館は16:30まで)
■会場
青森県立美術館
青森市安田字近野185 017-783-3000

十和田市現代美術館
十和田市西二番町10-9 0176-20-1127

掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。

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