今年、9月にご紹介した津軽塗の展覧会『森の中のジュエリー☆』のメンバーのうち北畠栄理子さん、島守宏和さん、松山昇司さんの3名と、野崎宏平さんとで、『津軽塗に触れながら職人気分を味わおう☆』という展覧会を開催中ということで、雪の中、出掛けてみました♪
場所は、つがる市稲垣町の稲垣いこいの里物産館ギャラリー。
この地にあった古民家を復元させた趣のある茅葺き屋根の建物です。
この日のつがる市は、地吹雪で時折、目の前が見えなくなる天気。まるで、小島一郎の『津軽』の世界でしたよ~~。
でも、来て良かった~~と思える素敵な笑顔のアーティストに出迎えられ、心もほっこり☆
野崎宏平さんは、この物産館ギャラリーをアトリエに活動しているアーティスト。
昔から車が好きで趣味でプラモデル作成をしていた野崎さんは、短大時代に工芸科で漆を学び、ラッカー塗料よりも、漆が良いなぁと漆の世界に入りました。
平成18年に津軽塗技術研究所3期生として学び、勉強を重ねています。
野崎さんの作品で目をひくのが、ベース。
裏面も津軽塗というクールな一品。
主に生活雑貨を手掛けているそうで、小豆色の大和塗のお盆も綺麗です。
「漆は楽しいことのひとつのパーツ」という野崎さん。これから、どんどん色んなものに挑戦していきたいと語ってくれました。
そして今回、企画の代表をしている北畠栄理子さんの作品。
今回もまた女の子らしい、かわいいデザイン♪
ハートや毒キノコのアクセサリーや、
桜が施されたお椀やねぶた笛も♪
そして、「漆は友達」という島守宏和さんの作品は、渋くて格好良いリング☆
これを手にした人は「友達の友達」ってことになるんでしょうか。
リングだけに輪が広がるって感じですね。
前回、大胆なデザインだなぁ~~って感じた松山昇司さんの作品。
今回もワイルドな作品が目立ったのですが、こどもサイズのお箸やシャープなデザインのペンダントトップも素敵でした☆
今回の企画は「津軽塗に触れながら職人気分を味わおう☆」というタイトルにあるように職人気分が味わえます。
午前の部10:00~13:00、午後の部14:00~17:00と2回、お箸の研ぎ出しを体験できるんです。
自分の好きな加減で研いで、仕上げのつや出しは職人さんがやってくれるというワークショップは、なんと囲炉裏の火を囲みながら開催!!
是非この機会に、若手アーティストたちと一緒に津軽塗に触れてみませんか!?
会期は12月27日までです。
by Kuu
《津軽塗に触れながら職人気分を味わおう☆》
期間 2009.12.19(土)-12.27(日)
時間 10:00-17:00
場所 稲垣いこいの里 物産館ギャラリー
つがる市稲垣町豊川宮川145-1
☆箸の研ぎ出し ワークショップ (各回15名定員)
午前の部 10:00~13:00
午後の部 14:00~17:00
事前予約 FAXにて 0172-87-7553
予約状況によって当日でも受付可能な場合があります。
ご興味のある方は会場でご相談ください。
※次の企画は2010年3月中旬、百石町展示館(弘前市)で開催予定です。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。