前編に引き続き、素敵な津軽塗職人さんをご紹介していきますよ~~♪
次は、弘前市出身の松山昇司さん。
美術大学卒業とともに父でもある松山継道さんに指導を受け、技術を磨いています。
祖父のりんご畑からもらう「りんごの剪定枝」を使って制作した作品の中には、トンボをモチーフにしたものも♪
前回もワイルドな作品が多いなぁと感じたのですが、枝ぶりを活かして作るからなんだとか。
「トンボ、好きなんですか!?」って聞いてみたところ、お客様からの依頼で作ったことがきっかけだったんですって。
トンボは、飛ぶ時に前進はするが後退はしない、その上、畑や水田で害虫を食べてくれる虫ということから『勝ち虫』と呼ばれ、縁起がいいという理由からのオーダー。
織田信長や上杉謙信などもトンボ柄の武具を、前田利家も甲冑の兜にトンボを用いていたくらい縁起の良い虫なんですって。
また黄色、赤、緑・・など津軽塗りの行程が分かるような作品も。
壁に掛けると、花火みたいで綺麗♪
続いては、お会いするのが2回目の島守宏和さんの作品。
ブローチ兼ペンダント「カサナリアウカタチ」は、額に入れ、美術作品のように展示。
ラインがソフトで、野坂徹夫さん(野辺地町出身)の絵画の雰囲気に似てますね♪
箸先だけに津軽塗り施し、得意分野のシルバーもポイントとして入れたり、ディスペンサーに津軽塗りを施したりとお上品で感覚が新鮮です。
こちらもお会いするのが2回目でグループの代表でもある北畠栄理子さんの作品。
北畠さんの作品はオリジナルのモザイク模様のハートのペンダントトップがワタシの心を奪ったのですが、今回はその他にも、桜など細かい模様を施したお盆や、
おそらく彼女だけなのでは、という豹柄の箸!!
そして、タバコをふかした「GIRL」という作品。個性的!!
最後に、今回、お会いできなかった田舎館村出身の花田昌子さん。
ナイフやフォークなどの洋食器に津軽塗りを施してました。
この展覧会は3月22日(月・祝)まで!!
ちなみに、3月20日から22日まではharappaで箸研ぎ体験・津軽塗ワークショップを開催。
伝統の津軽塗模様を研ぎ出す行程を気軽に体験できるチャンスです。
このワークショップはEKONOMIEの7名と、冬にご紹介した野崎さんも講師となります。
4月23日から5月5日までの弘前さくらまつりの期間中にも、藤田記念庭園とANEKKOで同様のワークショップを開催予定。
藤田記念庭園の場合は、メンバーとともに桜を見ながらお堀を歩き、観光館2Fで津軽塗りの歴史や行程をレクチャー、庭園に戻り、お抹茶をいただいたり、津軽塗りの体験をしたり♪
この若手集団、これからを背負ってくれそうで頼もしいですね!!
by Kuu
《繋塗~Tsugaru-nuri~2010 7colors》
百石町展示館 第2第3展示室
弘前市大字百石3-2 0172-31-7600
3月18日-3月22日 9:30-19:00(最終日22日のみ17:00閉展)
入場無料
《箸研ぎ体験 津軽塗ワークショップ》
harappa
弘前市土手町112 0172-31-0195
3月20日-3月22日 10:00-17:00(作業時間は1時間程度)
料金 2,000円(材料、送料込)
当日受付も可能ですが、数に限りがありますので、なるべく予約をお願いします。
お名前、連絡先、希望日時を明記の上、FAXにてお申し込み下さい。
FAX 0172-87-7553
お問い合わせはメールで eio-dousethu.eisyou-10あっとまーくdocomo.ne.jp(@に変えてね)
《弘前さくらまつりの期間中のワークショップ》
藤田記念庭園 弘前市大字上白銀町8-1
ANEKKO 弘前市宮地川添77-4
4月23日-5月5日 10:00-16:00(作業時間は1時間程度)
料金 2,000円(材料、入園料、お抹茶代、送料込)
申し込み方法、お問い合わせ方法は、同上。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。