青森の春の味覚といえば、トゲクリガニとガサエビ、だけではありません。心も躍る、胃も躍るこの時期の味覚といえばコレ。

しろうおで~す。外ヶ浜町の蟹田川沿いでは、しろうお漁の解禁にあわせて「蟹としろうお祭り」が開催されています。

会場をのぞいてみると・・・。おっ、いたいた。会場目の前の蟹田川でとれたバケツ一杯のしろうお達。むふふ。

すべてその日のとれたてということで、活きもよく、新鮮そのもの。で、さっそく注文。「おどり食いとガニ汁お願いしま~す。」
しろうおが入った小鉢にウズラの卵と醤油をたらすと、しろうお達の勢いが激しく・・・おお、見とれててはいかんいかん、新鮮なうちに食べなければ・・・。そりゃ、としろうおをハシですくい、いざ口へ。

こら、あばれるでない。うわっ、しっぽが鼻に入る・・・。勢いで小鉢から飛び出すしろうおも・・・(写真赤マル部分) 何の、負けるモノかぁぁぁ、と、口に入れたのはイイが、ああ、どうしよう。噛むべき? 飲み込むべき?(正しいのはどっち?) ええい、飲み込め~、とゴクン。喉をとおる時のしろうおも躍っていたような・・・。さすが「おどり食い」。あなどれない。胃も躍り出しそうだ。
さて、ガニ汁。トゲクリガニがまるまる一杯入っていてびっくり。

ズズズっと汁をすすると・・・ガニのダシがしみこんだ味噌汁が、あ~体にしみ込む・・・。汁につかりたい。そして、ガニにしゃぶりつく・・・。決して大きいガニではありませんでしたが、味は濃厚。宴会などでガニ出すと、誰もが黙り込んで食べるいいますが、元々ひとりの私。さらに静かに味をかみしめて・・・。
ところで、会場横でガニを売っていたので、生きたオスを1匹購入。聞くところによると、この時期のオスは、まだ身がぎっしり詰まっていないそうで、ガニ汁にするといいそうです。
さっそく家に帰ってガニ汁作り。ガニを3つに切り分け、ナベに投入。白味噌をといて完成したのが、この状態です。

実食。・・・うっ、しょっぱ~! 味噌入れすぎだわこりゃ・・・。ガニさん、ごめん。
by ハッピーハンド
<蟹としろうお祭り>
4月24日(土)~5月9日(日) 午前10時~午後3時
外ヶ浜町 蟹田川の河川敷で開催中
※5月8日と9日には、ほたて釣りとしろうおすくいも開催されます。