「春眠暁を覚えず」がピッタリのいい天気。こんな日こそ、公園でゆっくりといきたいところですが、マクラに未練を残しつつ、愛車を安全に飛ばしてやって来たのはココ。
岩木山をバックに城、と言えば、そう、弘前城・・・ではなく、田舎館城(役場)です。
田舎館村と言えば田んぼアートですが、その田植えに参加しました。これまで、モナリザや棟方志功の作品など、数々の作品をうみだしてきた田舎館村の田んぼアート。今年のテーマは、「弁慶と牛若丸」です。
現場にある配置図を見ると、ずいぶんと縦長の絵になっていますが、役場の展望台から見ると、ちょうど良い形になるよう設計されているそうです。(イメージ図は、田舎館村役場HPをご覧ください。)
主催者のあいさつと、田植えの指導を受けたのち、約1,200名の参加者が「がんばろう」と気勢をあげ、いざ田んぼへ。
学校単位で参加している方も多く、我先と苗を植えていきます。時々、手持ちの苗がなくなった方へ向けて、苗が空を飛んでいきます。
(赤丸部分が空飛ぶ苗)
キャッチに失敗すれば、当然、苗バクダンが着弾、泥が周囲に広がって・・・(言わずもがな、ですね)。
さて、私は当初、根性ナシよろしく、長靴を履いて田んぼへ入りましたが・・・。ぐぬぬぬ・・・。まったく足がぬけん・・・。それどころか、長靴から足が抜けそうになる。ええい、それならばと、長靴を脱ぎ捨て、いざ素足で。
おそ~る、おそ~る田んぼへと足を投入・・・。ぬちゃ、ぬちゃ、ぬちゃ・・・おおおっ、き、気持ちイイ~!! 長靴よりも歩きやすいし、何と言っても、泥のひんやりとした質感(?)がすんばらしい~。
いやいや、ひとり感慨に浸っている場合じゃあない。田植え、田植え、と。
苗床から3、4本の苗を引き抜いて、田んぼへよっこらしょっ、と。それまた、よっこらしょっ、と・・・の繰り返し。こりゃ結構腰にくるなぁ。昔の人は、ずいぶん苦労して田植えをして、大変だったろうなぁと思いつつ、ひたすら田植え。
と、そこへ「きゃ~」という叫び声のあと、ぼっちゃ~ん、と大きな音。女性の方が、泥に足を取られて転び、泥だらけ。気の毒に思いつつも、「うわ、おいしいなぁ」となぜか悔しさを感じてしまいました。(転んだ人、ゴメンなさい。)
例年、6月中頃になると、展望台からは、うっすらとアート作品が見られるようになるみたいです。HPでは、過去の作品も確認できますので、ぜひご覧ください。
by ハッピーハンド
・・・これで私の足もすべすべ・・・。
<田舎館村役場展望台>
田んぼアート展示期間中、無料開放中です。
(開放時間 午前9時~午後4時30分)
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