本州最北端の大間町。おそらく、大間といえばマグロを想像する人がほとんどだと思います。以前、1匹(本?)で2,000万円以上の値がついたこともある大間のマグロを、目の前で解体し、さらに試食もさせてもらえるイベントが毎週日曜日に開催されています。
それが「日曜日はマグロだDAY!」です。
この日、イベント会場である特設会場(漁協の旧冷蔵庫)には、およそ130kgのクロマグロが登場。午前9時30分の解体ショーの時間に合わせ、たくさんの人が集まってきました。
ショーが始まる前には、大きなマグロの前で記念写真。
大間では、「はい、チーズ」ではなく「はい、マグロ」でシャッターを押すそうです。さすがマグロの街。しかし、なぜチーズが定着しているのだろう?
それはさておき・・・。一番最初の作業は、マグロの頭の切り落とし。会場の中で、この日一番遠くからやって来た人が選ばれ、なぜかウサギの耳やキンキラの蝶ネクタイなどを着け、作業が始まりました。
興味津々に見守る子どもよりも、確実に大きいマグロ。慣れない素人には、結構大変そうでしたが、無事に切り落とし、後はスタッフの方による解体が行われました。
こちらはさすがに手慣れたもの。あっという間にマグロが切り分けられていきます。
会場では、カマのセリも行われ、結構激しい落札競争が展開。
最終的には4名によるジャンケンで落札者が決まりました。写真左の女性は関東からいらっしゃった方で、「マグロ一筋」のTシャツを着込んで参戦。最後に敗れてしまい、写真のような見事な「オ~、マイ、ガット」状態に・・・。ただ、「カマってふたつあるんですよね~。」(司会者)と始まった2回目のセリで、見事にカマをゲットしていました。
解体されたマグロは、すぐ横のスペースでパック詰めされ、販売されます。
さすが大間のマグロ。2パック、3パックのまとめ買いをする人も少なくありません。私はというと、え~と、この次にします・・・。
さて、お待ちかねの試食。たぶん中落ち部分だと思いますが、会場に集まったすべての人が試食できました。
もちろん新鮮でおいしかったのですが、司会の方によると、2日ほどおいた方が旨味が増し、もっとおいしくなるそうです。おそらく、この日に解体されたマグロを購入した方は、その2日後に食べたことでしょう。
解体ショー自体はここで終了。会場からお客さんもほとんどいなくなり、セリでカマをゲットした方と私、そしてスタッフの方のみというような状態に・・・。すると、司会をしていた方に呼ばれ、マグロを解体した台へ向かうと・・・。
マグロの背骨を切っています。そして、「コラーゲンたっぷりだよ。」と言って、その背骨とスプーンを差し出してくれました。
背骨の中からスプーンですくい取った薄い白色でゼリー状のモノ。髄液?なんでしょうか。ちょっと生臭さを感じましたが、抵抗なくするりと口に入り、ノドに流れていきました。マグロの目玉を食べたこともありましたが、これは初めてです。新鮮でなければ食べられないもので、今、この瞬間だからこそいただけたモノでした。いやいや、何となくブラブラしていただけですが、本当にラッキーでした。これでお肌も20代に若返ります・・・。
by ハッピーハンド
実は、さらにこの後、マグロの炭火焼きにも誘われたんです。
時間がなくて写真を撮影するだけでしたが、関東から来ていた方はスタッフの輪に加わり、舌鼓をうっていたようです。
地元の方々が言うには、「本当はこれがうめぇんだよなぁ~」ということでした。・・・残念。
いや~、それにしても天気がよかった。鳥も気持ちよさそう~!!
<日曜日はマグロだDAY!>
次回開催 10月17日(日)・・・最終回です。
場 所 大間漁協旧冷蔵庫
問い合わせ 大間町浜町商店会 0175-37-2320
※解体ショーは、9:30と12:15の2回開催予定です。
ちなみに、超マグロ祭りでも解体ショーが行われる予定です。
<大間超マグロ祭り2010>
日 時 10月23日(土)・24日(日) 9:00~15:00
場 所 大間漁協旧冷蔵庫
問い合わせ 大間町商工会 0175-37-2233
※解体ショーは、各日9:00、11:00、13:00の3回開催予定です。
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