とことん青森MAX in 原宿表参道も後半になってきましたが、今日からエコファームカフェ632 2階のアッセンブリールームで始まった「とことん青森ギャラリー」に行ってきました。
青森県の伝統工芸といえば、私の頭にはまず“津軽塗”がポンッ!と思い浮かぶのですが、このほか“こぎん刺し”や“裂織(さきおり)”など、青森を代表する工芸品を表参道で一同に展示するイベントでした。
街路樹の緑があふれたお洒落でアーティスティックな街「表参道」。
そんな街で青森の伝統的な和の美しさを展示する会場は、
「日本の中心で青森が新しいライフスタイルを発信してる!」 (ん?・・・いまいち)
そんな感じでした♪
ギャラリーは2つの部屋に分かれています。
まずは、ROOM A
皆様の生活に新感覚の津軽塗(漆器)はどのように映るのか・・・
「和洋共生」をテーマに青森県の工業振興課と産業技術センターが企画した、現在のライフスタイルに合わせた生活提案型の展示コーナーでした。
「和」…伝統的な技法で作られる津軽塗
「洋」…現代の暮らし
この二つを現代の生活に取り入れようとする「津軽モダン」をさまざまな形で展示していました。
津軽塗は2か月近い時間をかけて、漆を数十回塗り重ねて研ぎだすという地道な手仕事で一つの作品が生まれます。それが江戸時代から職人の創意工夫によって受け継がれてきたというだけあって、その伝統と巧みな技を現代の生活スタイルに合わせた作品は一つ一つを見ても深い美しさがあり、 素晴らしい! の一言に尽きます。
とてもハイソな気分にもさせてくれるものばかりで、青森県を旅行で訪れた時にこんな形でおもてなししてくれる宿があればなあ・・・という想いにふけってしまいました。
そして、ROOM B
こちらは、弘前工芸協会さんがプロデュースした青森工芸品のギャラリ―です。
津軽塗のほか、津軽の木工、ブナコ、あけび蔓細工、津軽びいどろ、津軽焼、津軽金山焼、こぎん刺、菱刺、藍染、津軽裂織、南部裂織と青森県全域の工芸作品がずらりと展示されていました。
中には、こんな実用的なものも
悪戸焼き(津軽焼)の”生姜すり”
このまま食卓で使ってみたくなりました。
ある出展者曰く、「工芸品は古いものと思われがちですが、現在の工芸家が現在の生活にあった”ものづくり”をしているのでぜひ見てほしい。」とのこと。
どの工芸品も技術を継承しながらも、時代とともに新しいデザイン、新しい発想、新しい使い方が生まれてきていることに喜びを感じましたし、私たち消費者も生活に取り入れていくことで後世に残していくことが大事なんだなあと思いました。
会場には、津軽塗箸研ぎ体験コーナーもありました。
2,000円でマイ箸を研ぐことができ、会場では松山さんがやさしく教えてくれます。
研ぎ方で模様が違ったり、使い込んでいくことで模様が変わっていく研ぎ加減などいろいろと技があるようですよ。
使い込むほどに味わいが深まる青森の工芸品。
ぜひこの機会にご覧になってください。
byすがまにてぃ
とことん青森ギャラリー
【開催期間】
11月5日~11月7日(3日間開催)
11時~19時(7日のみ18時まで)
【会場】
エコファームカフェ632 2階 アッセンブリルーム
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。