昨年12月4日、東北新幹線全線開業とともにオープンしたのが、青森駅前のA-FACTORYと新青森駅の旬味館。
すでに4、5回訪れてますが、新幹線で来た方、はたまた、私のように県内から来た方が入り交じって、賑わいをみせていました。
旬味館は、中央の通路をはさんで「お土産・特産品ゾーン」(上の写真)と「飲食ゾーン」に分かれており、今回訪れた「太宰らうめんと津軽のめしや「めぇ」」さんがある「飲食ゾーン」は、こみせ風に造られているのが特徴です。
今年で生誕102年になる津軽が生んだ文豪太宰治。その太宰が好んだものや、津軽の郷土料理などを味わえるのが「めぇ」さんです。
店内に入ると、壁一面に太宰に関係する様々なものが描かれ、メニューももちろん、太宰らうめん、太宰の朝めし・昼めし・晩酌の肴・・・といった具合に、ある種の太宰ワールドが展開されています。
ちょうどお昼時だったので、私が注文したのは太宰の昼めし(1,680円)。
メニューに書いてあったのですが、太宰は相当歯が悪く、30代で総入歯状態になり、柔らかいものを好んで食べた、ということです。
若生のおにぎり(左)とすじこ納豆ごはん(左)は、太宰の好物。ただし、納豆は粒でなくひきわり、というところがポイントでしょう。やはり歯の問題? ・・・それにしても、ごはんとすじこだけ、又は、ごはんと納豆だけでもいい組合せですよね~。すじこが醤油の代わり、ということらしいですが、こりゃまたえらい贅沢のように感じます。
桜なべ小鉢(左)とほたての貝焼きみそ(右)は、私も大好きな料理。西北津軽、馬肉が名産なんですよね。木造町(現つがる市)に住んでいた頃はよく食べていたものです。ただ、太宰が歯が悪いとすると、あまり食べられなかったのではないかな?
この日の小鉢には、太宰が好きだった根曲がり竹も登場。ちなみに、根曲がり竹とわかめを具材に使っているラーメンが「太宰らうめん」です。
このほか、ゼンマイやワラビなどの山菜がたっぷりのけの汁に梅干しのしそ巻きがつき、お昼ごはんとしてはかなり豪華。お腹も十分満たされたワケですが、どうしても気になってしょうがないものがメニューにあり、心がそちらの方へ・・・。
1月中旬からの限定メニューの「地吹雪ラーメン」。話には聞いたことはあるのですが、まだ現物を見たことがありません。西北津軽の冬の名物(?)がラーメンになって登場します。これはぜひ食べに行かなければ!!
by ハッピーハンド
<太宰らうめんと津軽のめしや「めぇ」>
青森市大字石江字高間140-2(新青森駅1階)
017-752-6038
営業時間 9:00~21:00(LO 20:30)
年中無休
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。