私の高校の大先輩であるCさんから、以前こんなことを言われました。
「東京の目黒に五百羅漢寺というお寺があるんだけど、
そこに△△△があるから、機会があったら行ってみてよ」
えっ!東京のお寺に△△△が? 何で?
その情報を聞いて以来、気になっていたのですが、先日そちら方面に用事があったので、
ようやく行ってきました。
※ △△△は津軽地方のお祭りで使われる有名なモノです。
答えは後半に出てきますので、それまでご想像してお楽しみください。
JR目黒駅から、とことこ歩くこと20分。
途中寄り道して、おやきを買い食いしたのが災いしたか、道に迷ったりしたのですが
無事目的地「天恩山五百羅漢寺」に到着しました。

ウォッ!先客の団体さんが(+o+)
せっかくなので、このお寺の紹介を。
天恩山五百羅漢寺は、元禄八年(1695年)に鉄眼禅師を開山として江戸本所(現、江東区大島)に建立された黄檗(おうばく)宗の寺で、徳川五代将軍綱吉さらに八代将軍吉宗の援助を得て繁栄を誇り「本所のらかんさん」として江戸の人々から親しまれました。
当山の五百羅漢像などの諸仏像は、松雲元慶禅師によって彫像され、江戸期を代表する木彫として東京都重要文化財に指定されています。
しかし明治維新以来、寺運は衰退し明治四十一年に目黒に移ってからも、羅漢像は雨露をしのぐ程度の状態でしたが、由緒ある羅漢さんを救うべく、多くの苦難を乗り越えながらも昭和五十六年、現在のお堂が完成し名実ともに「目黒のらかんさん」としてよみがえったのです。(パンフレットより抜粋)

徳川家と繋がりが垣間見える徳川葵がいたる
ところにありました
階段を上り、受付で観覧料300円を払います。
その際、受付の方に「こちらのお寺に△△△があるって聞いたんですけど、ありますか?」
と尋ねたところ、
「ありますよ♪聖宝殿というところに行けばすぐわかりますので」とのこと
でも、せっかくなので楽しみは後にとっておいて、ここは順路とおりに進みましょう。
残念ながら、五百羅漢像や、本堂内部は撮影禁止のため
本堂の外観写真しか載せられませんが、五百羅漢像は色々な表情をした羅漢さんが
親しみをもって迎えてくれました。

左は本堂。内部はお釈迦様が説法されている光景が再現されています。
右は再起地蔵尊。失意に人の再起の願いを叶えてくれるお地蔵さまだそうです。
観覧ポイントもコンパクトにまとまっていたので、
一度見たところも行ったり来たりで、じっくり楽しみました。

そして今回のメイン聖宝殿にいよいよ向かいます。
扉を開け、しばらくすると・・・
ジャーン! お目当ての△△△がありました

実は△△△は、「ねぷた」だったんです。(皆様想像ついてたかな?)


高さは1.8mくらいだったので大きさは感じなかったのですが、カリッとしててイイねぷたでした。
こちらのねぷたは、平成18年に東京鏡ヶ丘同窓会が奉納したものらしいんですが、
どうやら、それ以前にもこのお寺の行事の一環で、目黒の山手通りをねぷたが練り歩いたこともあるらしいんです。
ん~、なんか縁を感じますね。
冬の寒い日でしたが、津軽の短い夏を感じた1日でした。
by ハンコック
「天恩山五百羅漢寺」
東京都目黒区下目黒3-20-11
℡ 03-3792-6751
http//www.rakan.or.jp/
JR・東急・営団「目黒」駅より徒歩12分
東急目黒線「不動前」駅より徒歩8分