「3、2、1、オープンです!」。
建物をスクリーン代わりにしてカウントダウンを行い、いよいよオープンしました「はっち」。正式名称は「八戸ポータルミュージアム」で、「はっち」は、一般公募から選ばれた八戸の八からとった「ハッチ」と「hatch」(卵がふ化する・・・うみだす、つながる、広がるというイメージ)からつけられた愛称です。
オープン初日は大変な賑わいで、オープニングイベントが始まるころには人、人、人の波で埋め尽くされました。オープンと同時にその人の波が一気にはっち内へ向かったものですから、入館直前は首都圏の通勤電車の中のような状態でした。
5階建ての建物内部、とても近代的なデザインで、中央に「はっちコート」と呼ばれる吹き抜けが建物の上までのびているのが印象的。観光展示物の紹介方法も工夫されていました。
これは1階にある展示物ですが、屋台風の展示台に八戸の観光、物産の紹介をしているのです。何とコレ、移動もできるそうです。ホントに屋台のようだ・・・。
1階には、3階吹き抜けのイベントホールがあり、テープカットなどのイベントも行われましたが、ここでぜひ見て欲しいものは・・・。それは最後に・・・。
2階に上がると、目についたのがたくさんのミニチュア類。
ミニチュア工房「ちびっつ」さんの作品で、八戸の食べ物を紹介するミニチュアや街のジオラマが大変リアルに作られていました。これを見ていた子どもたちはガラスにへばりつくようにのぞき込んで喜び、私はその精巧さにびっくりです。
八戸三社大祭の絵師でもある下崎雅之さんのえんぶりのジオラマに、これまたびっくり。本当の細かいところまで作り込まれていて、見入ってしまいます。
高橋寛子さんのこれまた見事な作品。和紙を使ったえんぶりの人形です。皇室にも献上したこともあるそうで、「す、すんげぇ~」としか言えない自分の表現力のなさが・・・。
3階・・・おおーっ、和室だ。
32畳のスタジオになっています。見た瞬間、私の脳裏に浮かんだもの、それは「やいやいやいっ! この桜吹雪が目に入らねぇのか・・・」。若い方は知らないかもしれませんね、はぁ。
4階。子どもたちが楽しめる「こどもはっち」があり、子どもたちの歓声に包まれていました。
また、工房兼ショップを兼ねる「ものづくりスタジオ」もあります。
職人さんの仕事を間近に見つつ、その商品を買うことができる、という場所です。写真は南部裂織のスタジオで、このほかにも服飾雑貨や漆塗りなどのスタジオが並んでいます。
最上階5階は、スタジオ、創作活動などを行うスペースですが、オープンしたこの日は、スタッフの控え室などに使われていました。
(左:食のスタジオ/右:ギャラリー)
建物内部には、カフェや飲食ができる「食のものづくりスタジオ」、ギャラリー、シアター、ショップもあり、本当に建物内部は「ボリュームたっぷり」という感じです。
さて最後に、映像をお届けします。1階の「はっちひろば」にある「からくり獅子舞」です。からくりアーティストの高橋みのるさんの作品で、通常は、時刻に合わせて動き出す仕掛け時計になっていますが、オープンしたこの日は特別バージョン。
どうですか? ホンモノの獅子舞とのコラボ。見事ですよね~。
市民の方も開館を待ち望んだことでしょうが、スタッフの方も、この日をずっと待ち望んでいたようです。何といっても・・・
このような気合いの入れ具合ですからね(笑)。
これからはっちでは、さまざまなイベントが催されます。さぁ、HPで確認だ!
by ハッピーハンド
<八戸ポータルミュージアム 「はっち」>
八戸市三日町11-1
0178-22-8228
開館時間 9:00~21:00
休 館 日 毎月第2火曜日(祝日の場合は翌日)・12月31日・1月1日
(こどもはっちは、毎週火曜(祝日の場合は翌日)・12月29日~1月3日)
※スタジオ、ギャラリー、シアターなどの貸出施設の利用方法は、HPで確認してください。
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。