この前の週末、いい天気でした。八甲田山も山頂までくっきりと見渡せるほどだったので、これならば山に行っても大丈夫かな・・・と向かった先は十和田湖です。今月4日から開催されている十和田湖冬物語にいってきました。
1999年2月以来、今年で13回目の開催になるのかな? 着いたのは午後5時半頃でしたが、駐車場もかなり埋まっていた状態で、その人気の高さをうかがわせます。
車を降りた頃にはほどよく夕闇に包まれ、小さな電球を使って彩られた雪のゲートが美しく浮かび上がっていました。

「十和田湖冬物語」とうい文字の下が記念撮影の絶好の場所で、みなさん順番待ちの状態。単独行動の私は特に待つこともなく・・・ちょっと一人で来るには寂しいかなぁと思いつつ、青色のLEDが鮮やかなトンネルをくぐり、会場内へ入りました。
会場内で目につくのは、巨大なステージとその隣にあるねぶた、そして、これまた大きな食彩ドームです。十和田のバラ焼きや黒石つゆやきそば、八戸せんべい汁など、B級グルメが目白押しの食彩ドーム。超満員で中を歩くのも一苦労だったため、あえなく退散してステージへ・・・。
ステージ背景には、迫力満点のねぶたが描かれ、それをバックに、青森と秋田の郷土芸能などが披露されていました。

熱いステージパフォーマンスが繰り広げられていますが、いかんせんここは十和田湖。この時の気温は氷点下6度くらいにまで下がっていたので、ちょっと暖が欲しいなぁと周りを見てみると、おお~、足湯があるではないか!

いや~、生き返る。この足湯は本当にありがたいな~。これで外はポカポカ。あとは中から・・・。ということで、大きなかまくらのひとつ「酒かま蔵」に。酒・・・何て魅惑的な響き。で、中に入ってみると、これはイイ!。

日本酒、焼酎、リキュールなどの酒類が、何とコタツに入っていただける(!!)わけであります。おまけに、ホット(熱燗)も可ということで、これはぜひいただきたいところですが・・・私は車・・・。
よりおしゃれにお酒を楽しみたい方は、こちらの「かまくらBAR」がオススメ。

酒かま蔵が和なら、こちらは洋です。ろうそくのほのかな灯りが何ともロマンチック。雪のカウンターに、氷のジョッキで乾杯! ああ~、うらやまし~。でも寒そう? いえいえ、かまくら内部はそれなりに暖かいのですよ。
外の寒さにもかかわらず、長蛇の行列ができていたのがバナナボート。

牽引するスノーモービルがバナナボートを振り回すように走るので、結構なスリルを味わえそうです。どちらかというと、大人の方が楽しんでいたような気がします。私は根性ナシなので乗っていませんが・・・。
そして午後8時。おそらく、集まったすべての方が待っていた瞬間です。

冬の夜空に打ち上がった美しい花火。ステージの裏手から次々と打ち上がる花火に、すべての方の視線が集中。色とりどりの花火の光が雪に反射し、夏の花火とはまた違った美しさがありました。
ところで、この冬物語が開催されている間、乙女の像も特別な姿になっていることをご存じですか?

会場とはうって変わり、足もとがほのかに照らされるとても静かな小道を進みます。すると、十和田湖のシンボル乙女の像がライトアップされ、暗闇の湖畔に幻想的な姿を現しているのです。

冬物語メイン会場の動に対し、乙女の像の静・・・。このふたつの世界が十和田湖を彩っているわけですね。
冬物語も残り1週間。冬の思い出に十和田湖へ行ってみましょう!
占いの館や巨大な雪の滑り台もありますよ。
by ハッピーハンド
<十和田湖冬物語>
会場 十和田湖休屋地区 特設会場
期間 2月27日(日)まで