野辺地町の方から『伝説の油パンが復活』という情報をいただきまして、訪問させていただいたパン工房ビリオン♪
ビリオンは、野辺地町で三代続くパン屋さん。
和菓子屋の岡田製菓からスタートし、二代目から岡田製パンへ。岡田製菓の時代から数えると現在の岡田秀大さんが四代目となります。
岡田さんの話では、昭和30年頃から野辺地高校の購買部でもパンの販売をしたのではないかということです。
岡田製パンとしての初代の時に考案された油パン(137円)は、当時、高校の購買部でも大人気の商品。
現在、50代から60代くらいの方達が野辺地高校に通っていた時代に、購買部でとにかく良く売れ、木箱で3箱、満杯になるだけ持って行ったということですから、その数おそらく1日200個!!
さて、油パンというストレートな名前のパン。
どんなパンかというと、あんパンを焼いてから更に揚げ、砂糖をまぶした素朴なパン。
パフッとした生地の食感と自家製の練餡の甘さとが絶妙で、口の周りを砂糖だらけにしながら、パクパク、パクパク(笑)♪
揚げたては、更に皮がパリッとするそうですので、揚げたてを食べたい方は注文してから出掛けるのがオススメです。
当時を知る野辺地町の方によると、「学校給食にも使われることがあり、油パンが出る日が待ち遠しかった。高校の購買部ではすぐ売り切れていた。野辺地高校同窓会が仙台で開催された時は、油パンを持って行き、みんなに懐かしいと大好評だった」とのこと♪
この油パン、時代の流れで20年以上も姿を消していたそうですが、平成22年5月、お客様の強い強いリクエストにお応えして復活!!
懐かしい昭和の味、油パンはビリオンと「元気のへじプラザ」で火曜日と金曜日に販売しています。
その他にもビリオンでは、整腸、利尿効果があるといわれている野辺地名物「かわらけつめい茶」を使ったパンやお菓子の製造にも力を入れています。
どれだけ力を入れているかというとプリン、ドーナツ、マドレーヌ、ラスク、メロンパン、食パン…など13種類。
卵を使っていないかわらけつめい茶プリンは、アレルギーの方にもオススメの一品。
特製カラメルソースをかけていただくと、ほんのりとしたお茶の風味とソースの甘味でホッとする味でした♪
野辺地に出掛けたら、昭和の味「油パン」、かわらけつめい茶のパンやお菓子はいかがですか。
by Kuu
【パン工房ビリオンの「油パン」】
「油パン」のパン年齢 昭和40年代後半誕生の35-40歳くらい
野辺地町字前田18-1 0175-64-9613
7:00-19:00(商品がなくなり次第終了)
定休日 日曜
元気のへじプラザへの出店販売は、火曜日、金曜日
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。