映画「津軽百年食堂」が4月2日に封切りとなりました。
心がほんわかと温まり、まさに今の日本のみなさんに見てほしい映画です。
映画を見た後、無性に「津軽そば」が食べたくなり、おそばを食べて帰った方も多いはず。
そこで今日は「津軽そば」をと行きたいところですが、これまで何回も紹介されていますので、ちょっと変わった弘前のおそばの紹介です。
その名も「りんごそば」!
さすがりんご王国「青森」です。
りんごをそば状に切ったもの?
いえいえ、ちゃんとしたおそばなんです。
更科そばに、りんごの風味や有効成分をそのまま残したノンフライ・フリーズドライフルーツのりんご(紅玉)の皮と、完熟したふじを収穫後すぐに搾った果汁100%のジュースを練りこんだ変わりそばなのです。
よく見ると、そばの中にピンク色のりんごの粒が見えますよね。
まず、最初の一口目は何もつけずにそのまま食べてみると「あっ、りんごそばだ!」
そのまんまの表現ですみませんが、きっとそう思うはずです。
次に、お店独自に岩塩と紅玉りんごをブレンドして作ったという“りんご塩”をそばにパラパラと振りかけて食べると、さらにりんごの風味が増して楽しめます。
この辺りで、店主が持ってきてくれたのが、りんごそばのそばがき。
これがまた、りんごのお餅を食べているかのように美味しかったです。これならそばも美味しいはずと実感できる瞬間です。
このそばを提供しているのは、弘前市の「彦庵」さん。(写真は1月撮影)
東京とニューヨークで修業した店主が、厳選した国産原料のみを使ってそばを提供しているおそば屋さんで、店内ではジャズやブルースが流れています。
店内の右奥には蔵を改造した座敷があり、独特の落ち着いた空間が広がっています。
玄そば(そばの実)を仕入れ、自ら石抜きや選別、脱皮、石臼挽きまでして自家製粉したそば粉を使用するこだわりで、津軽そばにはない三たて(挽きたて、打ちたて、茹でたて)が揃ったおそばが食べられるお店です。
りんごの甘酸っぱい香りと風味がそばとみごとに一体となって、すっきりとしたのど越しを楽しめる「りんごそば」。
前日までに2人前からの予約が必要ですが、お土産用に乾麺タイプも売ってますので、ちょっとしたお土産にもいいかもしれません。
byすがまにてぃ
石臼挽き自家製粉 彦庵
住所:弘前市茂森新町4-3-7
TEL:0172-32-8837
HP:http://hikoan.ftw.jp/
営業時間:(昼)11:00~15:00、(夜)17:00~20:00
定休日:毎週火曜日(祝日の際は営業)
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。