青森空港や駅などで購入したことはあっても、お店には入ったことがなく、前から入ってみたい入ってみたいと思っていたお店「武内製飴所」。
今回、ようやく念願叶ってご訪問♪
お店の佇まいも素敵なんですよね♪
さて、このお店、1858年創業の津軽飴の元祖店なのです。
津軽藩四代藩主・津軽信政が領民の副業として製造したというのが由来といわれています。
初代の武内喜兵衛忠信は、佐賀県武雄市武内町から日本海を渡ってきた津軽藩に仕えた武士。
二代目から商人に転じ弘前で水飴の御用に携わり、幕末の四代目のときに青森市へ移り、専業の飴屋を開業。
そんな由緒正しき飴屋さんの工場を見せていただきました。
お店も甘い香りに満ちているのですが、工場はより一層、幸せな甘~~い香りでいっぱい♪
作り方は想像していた以上にシンプル♪
くず米をお粥状にし、麦芽を加えて糖化させ、砲金釜で煮詰めて作るという当時のままの技法が引き継がれています。
大きなお釜で1回に作る飴は、なんと1000キロ!!
その飴を熱いうちに柄杓でテンポ良く缶へ入れ、
あ~~っという間に、津軽飴のピラミッド♪
このトロリとしてつややかな黄金色の津軽飴は、かつてヤン衆(鰊漁の出稼ぎ者)に大人気。
その後、青函連絡船が運航されるようになると乗客のお土産品としてよく使われていたそうです。
津軽飴といえば、ねぶた絵の缶がお馴染みですが、かつては曲げわっぱや木樽に入っていたそうです。
現在の武内喜兵衛さんは八代目。
これからの夢は、津軽飴を基本に青森の農産物を飴にしていくこと。スタッフのみなさんと一丸となって伝統を守りながら夢に向かって努力されています。
紅玉を皮ごと刻み、砂糖と飴で形がなくなるまでじっくり煮詰めた「紅玉蜜」(通常、10月から6月の商品)、
ゴム袋に入っている丸いフルーツのゼリー、青森市浪岡地区で収穫されたふじを中心として作られた「りんごの故郷」など様々な創作お菓子にも熱心に手掛けられています。
「りんごの故郷」は、カットリンゴを使ったドライフルーツで、柔らかい食感の新感覚のお菓子♪
色はまるでカットしたてのようなフレッシュな色♪
この商品は道の駅なみおかで購入することができます。
津軽飴などの商品は、本店のほか、青森県のアンテナショップ北彩館、A-FACTORY、キヨスクなどで購入することができます。
砂糖が手に入らなかった時代から愛され続けている添加物なしの天然の甘味料「津軽飴」はいかがですか。
さ~~て、今日のティータイムは、紅茶に津軽飴にしよっと♪
by Kuu
【津軽飴本舗 有限会社上ボシ武内製飴所】
青森市本町五丁目1-20
tel 017-734-1834
fax 017-773-8026
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。