2009年の「太宰治生誕100年」、2010年の「とことん青森in東京」の催事として上演され、好評を博した演劇「津軽」が、このゴールデンウィークに青森県立美術館で上演されます。
東日本大震災を受けて、一度は公演の延期・中止も検討されたのですが、太宰治「津軽」のメッセージ「故郷はいつでもあなたを待っている」を発し、芸術を通して青森県・東北に元気を取りもどしていきたいと、復興の第一歩として公演を開催することとなりました。
太宰を演じて3年目を迎える村田雄浩さんは、より役柄に入り込んだ深みのある演技になっていて見応え十分!これまで見たことのある方にも新たな感動を与えてくれます。
特に、10人の少年津島修治が一輪車で登場し、風のように舞い走り抜ける場面はさらに技術に磨きがかかり、迫力があります。乗っている豊田一輪車クラブの女性陣はもちろん「津軽美人」です♪
今回は、主演の村田雄浩さんにインタビューさせていただきました。
Q:今回の上演にかける想いは?
A:東北の中でも被害の少ない青森県青森市から演劇をとおしてパワーを発信することで、全国のみなさんが東北各地を巡りながら青森を目指していただければ、東北の元気にもつながっていくという思いで演じています。
Q:役柄(太宰)に対する印象は?
A:最初は太宰のイメージと自分のイメージを重ねることに違和感を感じていたときもありましたが、今は自分が太宰の一部になっているような感覚。こういう場面では太宰はどういう気持ちだったか?など想像できるようになり、愛おしさも増してきています。
Q:みなさんに一言お願いします。
A:演劇「津軽」は自分のルーツを発見できる内容なので、故郷を思う全国のみなさんにとって、故郷を振り返るきっかけになると思います。そして、故郷を思う気持ちを大切にしていただきたい。ぜひ多くのみなさんに見ていただきたいと思います。
ゴールデンウィークに5日間開催される屋外劇。客席には屋根がありますので、雨の心配はいりませんが、防寒対策はしっかりとしてご来場くださいませ。
by o-rin
●演劇「津軽」
日時:平成23年4月30日(土)/5月1日(日)/3日(火)/4日(水)/5日(木)
18:30~
会場:青森県立美術館野外特設ステージ(青森市安田字近野185)
お問い合せ:017-783-5243(青森県立美術館 演劇「津軽」事務局)
チケット販売:ローソンチケット、サンロード青森、成田本店しんまち店など(詳細は事務局HPをご覧ください)
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。