弘前さくらまつりが明日23日から開催されます。
(画像は昨年の様子です)
この度の大震災のため、弘前のさくらまつりも開催か否か、沢山検討されました。
そして多くの催しものが自粛を表明するなか、弘前市のさくらまつりは3月23日に開催の意を発表いたしました。
県内はもちろん、日本中をみてもかなり早い段階での大型イベントの開催発表です。
これには、賛否が多く寄せられたそうですが、弘前市としては並々ならぬ決意をもっての開催とのことです。
弘前さくらまつりは毎年200万人以上が訪れるお祭りです。
もしこれが中止となれば、市内はもとより近隣の多くの業種の方々が影響を受け、最悪、倒産・廃業も想定されると。弘前はほとんど被害もなかったことから、まず、地域として元気になり、その力で復興支援に向かい、被災地の方々にも元気をとりもどしていただきたいという強い想いを込めて「がんばろう東北、復興支援」を柱としての開催です。
弘前公園には樹齢129年の日本最古のソメイヨシノを筆頭に、樹齢100年を超えるソメイヨシノが300本以上あります。
これらの桜の樹は、さまざまな苦難を乗り越えてソメイヨシノ60年寿命説を覆しながら、毎年見事な花を咲かせています。
(画像は「日本一古いソメイヨシノ」。昨年の様子です)
大震災で未曾有の被害のあった地域も、桜の樹のように必ずや復興するというメッセージを弘前公園の桜から被災地に届けたいとのことです。
今回のさくらまつりでは、期間中の入園料のおおそよ3分の1を被災地の義援金に。
また一部の被災地には、元気を取り戻すきっかけになってほしいとの思いから、宿泊・バスの送迎も含め、さくらまつりへ招待するそうです。
弘前の桜は26日の開花予定。
今年の桜は例年にも増して、特別で良い桜になるはずです。
byハンコック
がんばろう東北。青森から東北の元気届けます。
※今年はライトアップ時間も18:30~22:00に短縮。
4月29日には、弘前公園本丸において、市民・観光客3000人の協力を得て、震災された方々への鎮魂と復旧復興に尽力している方々への感謝と復興への誓いを込めたキャンドルナイトも実施予定です。
実施するにあたっては進行をラジオでコントロール。災害時の情報伝達手段としてきわめて重要であったラジオをイベントを通じて体験することにより市民の防災力を高めようとするものです。
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