カツサンドと言えば「しげ作」です。私もファンの一人です。
ネット検索で「青森県 カツサンド」と入力するだけで、
トップページに、「しげ作」を扱ったブログがいくつか登場します。
あらためて「しげ作」の美味いとんかつの作り方を探ろうと、
18時の開店直後の時間をねらって行きました。
「特別なことはしていません。普通にやるべきことを続けているだけです」。
ちょうど、ほかにお客様がいなかったので、
注文と併せて、とんかつ作りのこだわりを尋ねてみました。
普通とは?
「肉は、普通の国産豚です。切り置きしないで注文を受けてから切ります」。
「フライパンが冷たい状態から揚げていきます。油はラードで1回しか使いません」。
贅沢!
時間はかかっても、柔らかく、胸焼けのしないとんかつになるとのこと。
そう言えば、「分とく山」の野崎洋光さんが、シャモロックを焼くときに、
フライパンが冷たい状態で焼く方が良いと話されていたのを思い出しました。
「肉の切り口を見てください。ピンク色でしょう」。
確かに、絶妙の火加減のきれいなピンク色。
しかも、肉汁が繊維の中にきめ細かに染みこんでいます。
すかさずいただくと、軽やかな衣をぴったりとまとった肉は柔らかな歯ごたえで、
ジューシーな旨味が口の中に広がります。
とんかつがスーッと、のどを通り、いくらでも食べられそう。本当に美味い!
「カツサンドのパンは銅板で焼いています」。
銅板は、熱効率が良いので、しっかり熱が通って表面がサクッと仕上がります。
これを見せられると、テークアウトの我慢ができず、その場でいただきました。
とんかつ定食1,100円。カツサンド800円(テークアウトは箱代50円)。
両方食べても、もちろん胸焼けなし。
そして、「しげ作」ファンに朗報です。
長らく、とんかつ屋さんとしては珍しく夜営業のみでしたが、
この春からお昼も営業しています。
しかも、ランチのとんかつ定食は1,000円で、
手作りスィーツとコーヒーが付いてお得。
弘前市桶屋町65 電話0172-32-8955
営業時間 11:30~14:00、18:00~1:00
昭和55年5月にお店を構え、創業31周年を迎える「しげ作」さん。
昭和から続くお店には、揺るがない信念と確かな技術があります。
これからも、こうした「昭和の銘店」を取り上げていきたいと思います。
by 頭脳パン
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