夏ですね~。
西北津軽の美しい田園地帯のドライブはとても気持ちがイイ~!
でも、意地でもエアコンはかけないので、暑さが厳しい~。
前置きはこれくらいにして・・・。
毎年7月20日、つがる市木造千年地区では、
ある神様をおまつりする宵宮が開催されています。
その神様というのが・・・
河童の姿をした神様「水虎様」です。
西北津軽地方中心に水虎様をまつっているお寺や神社などがおよそ80か所もあるのです。
しかしなぜ河童・・・?
この水虎様は、実際に起こった水の事故をきっかけに、
水難よけを祈願するために広まったものです。
水の事故は河童のせいで、それを鎮めるために神様としてまつった、
ということのようです。
津軽にある小さな祠の中をのぞいてみると・・・
きれいに色が塗られたものや衣装をまとった小さな水虎様が、
胸の前で手を合わせ、静かに鎮座して姿がみられるのです。
神様に対して失礼かも知れませんが、実にかわいらしく感じてしまいます。
水虎様は、すべて河童の形をしているわけではありません。
岩木川を境にして西側には河童の形をしたもの、
東側には、カメに乗った女神様の形をしたものが多いのです。
河童の形をした神様も不思議ですが、岩木川を境にして形が違うのも不思議です。
この水虎様をまつり始めたのは、つがる市の実相寺さんです。
実は、最初の写真こそまさに元祖水虎様、つまり、一番最初の水虎様だったのです。
ありがたやありがたや・・・。
みなさんもこの不思議な水虎様を訪ねてみませんか?
水難防止を祈願し、暑い夏を乗り切りましょう。
それにしても、鳥居の鬼や水虎様など、
津軽には本当に不思議なものがあります。
神社やお寺めぐりをしてみれば、不思議な何かが見つかるかも知れませんね。
by ハッピーハンド
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
水虎様マップはこちらです。
<實相寺>
つがる市木造千代町5-1
0173-42-2008
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