私が毎年GWに挑戦しているのは、どんぶりの祭り。
それとは1文字違いのだんぶり。・・・食べ物ではありません。
だんぶりとは、津軽弁で「トンボ」という意味です。
週末、私がちょっと足しげく通っている場所を紹介します。
それが、弘前市南部の坂元地区にある「だんぶり池」です。
ここはかつて休耕田だった場所でした。
しかし、自然環境の復元を目指した地元の環境団体が整備し、
「だんぶり池」の名が示すとおり、
たくさんのトンボが集まる空間を作り上げた(復元した)のです。
(シオカラトンボ?)
これまでに、だんぶり池で確認されたトンボは、何と40種類近くにもなるそうです。
トンボって、何となく秋の生き物と思っていましたが、
春先から冬の直前までずっと見られるって知ってました?
中には、オツネントンボといって、軒下などで冬を越すそうですよ。
さて、足しげく・・・ということで、前の週末にも行ってきたわけですが、
この季節は、とくにイトトンボが多いような感じです。
(クリックすると大きくなります。)
残念ながらというより、情けないことながら・・・
トンボの名前がわかりません。ごめんなさい。
ただ、こういったイトトンボが、いたるところでふわふわと、
しず~かに飛んでいる、というより空間に漂っているのですよね~。
自分の足もとでも小さなイトトンボが舞っているので、
踏みつぶしてしまわないか心配になるくらいです。
もちろん、普通の(?)トンボも、こちらは目にもとまらぬ速さで飛び回っています。
(クリックすると大きくなります。)
一番右のトンボは、小さい頃はクルマトンボと呼んでいたような気がしますが、
本当は違うのだろうなぁ。(ノシメトンボ?)
個人的には、真ん中の黄色、というかオレンジっぽいトンボが気になる存在。
だんぶり池では、青森県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている
ハラビロトンボやハッチョウトンボも見られるそうで、
いつかそんな貴重なトンボに出会ってみたいものです。
ところで、自然は弱肉強食の世界。ということで、こんな場面も見られました。
か弱そうなイトトンボが、クモに捕まってしまいました・・・。これも自然界の姿ですね。
一方で、トンボも負けずに・・・。肉食だって知ってました?
シオカラトンボ(?)が小さな生き物を捕まえて食事中、というところです。
普段は素早く飛び回って、近づこうならサッと飛び立ってしまうのですが、
食事中は結構のんびり、って感じです。
ここに来ると、時間を忘れてトンボ探しに夢中になってしまうのです。
池にはたくさんオタマジャクシ、カエルがいて、
今ではあまり見かけなくなったタニシもいます。
さらに、ゲンジボタルやヘイケボタルもいるので、
誰かと一緒に、星空と蛍の光に包まれたロマンティックな夜を過ごせればいいなぁ・・・
という夢を見るのは、ロンリーな私くらいでしょうか?(自爆)
この大きな抜け殻の主は、一体どんなトンボになったのかな?
by ハッピーハンド
がんばろう東北! 青森から東北の元気届けます。
※だんぶり池の生物を持ち帰ることはできません。
<だんぶり池>
弘前市坂元赤沢1
掲載されている内容は取材当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新の情報は店舗等に直接お問合せください。